2年生主体の彦根総合が膳所を下す



彦根総合先発の野下陽祐

<春季近畿地区高校野球滋賀県大会:彦根総合6-2膳所>◇16日◇2回戦◇湖東スタジアム

 北大津を6度の甲子園出場に導いた宮崎裕也監督率いる彦根総合がついに本格化。宮崎監督就任と同時に入学し、昨年から主力を張ってきた2年生が一冬越えて成長した姿を見せた。

 4番投手のサウスポー・野下 陽祐(2年)はスライダーやチェンジアップを駆使して三者連続三振と絶好の立ち上がり。6回まで許した安打はわずか2本と2018年春に21世紀枠で甲子園に出場した膳所打線を寄せ付けない。

 打線は2回裏に相手の失策で1点を先制すると、なおも2死二、三塁から1番・田代 奏仁(2年)の中前2点適時打でリードを3点に広げる。さらに4回裏には1死三塁から8番・森 亮太(2年)がスクイズを空振りするも捕手がワンバウンドしたボールを弾く間に走者が生還。5回裏には3番・上田 大地(2年)の右中間を破る適時三塁打と4番・野下の左犠飛で2点を加え、試合を優位に進める。

 野下は7回表に失策絡みで2点を失うが、8回2失点と先発としての役割を十分に果たした。9回表は速球派右腕の勝田 新一朗(2年)が登板。1死一、二塁のピンチを作ったが、最後は併殺で凌ぎ、無失点で試合を締めた。

 彦根総合は投打ともに昨夏から確実にスケールアップしており、県内でも上位を狙える位置にいると感じさせられた。守備、走塁でミスがいくつか出たが、そこを改善していけば、強豪校とも十分に戦えるだろう。今後は甲子園を狙うチームにとっても油断できない相手になるのではないだろうか。

 敗れた膳所はやや力負けした印象もあったが、エースの野井 清吾(3年)ら将来性を感じる選手が何人かおり、京大などで野球を続ければ面白いと思わせてくれた。データ班の分析が的中する場面もあり、夏に向けてのプラス要素は少なくない。

(取材=馬場 遼)

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