接戦をモノにした光泉が3回戦進出!

 好投手を擁する伊吹と光泉の一戦は光泉が接戦を制した。

 光泉はドラフト候補の吉田 力聖(3年)が今大会初先発。先頭打者を3球で見逃し三振で打ち取る最高のスタートを切る。吉田は続く打者に安打を浴びるが、後続を打ち取って初回を無失点で凌ぐ。

 一方、伊吹の先発は千田 岳良(3年)。キレのあるスライダーとストレートを織り交ぜる好投手だ。光泉は1回裏、二死一、二塁のチャンスを作ると、5番・石井風樹(3年)が右前適時打を放ち、1点を先制する。

 対する伊吹は3回表、振り逃げと犠打で二死二塁とすると、3番・杉本幸耶(3年)の右前適時打で同点に追いつく。だが、光泉も二死から3番・フェントン・ライアン(3年)が左越えソロ本塁打を放ち、再び勝ち越し。4回も互いに1点ずつ加え、手に汗握る接戦が繰り広げられた。

 当初から継投を予定していた光泉は7回から背番号1の伊藤 有哉(3年)がマウンドに上がる。吉田は6回を投げて83球、6安打、3奪三振、与四球1、自責点1という内容。「久々の先発で半分以上投げられたのは収穫でした。いつもより球数が多くてバテてしまったのはあるんですけど、2年生の春から投げている経験を活かして悪いなりに自分のピッチングが出来たと思います」と吉田は自らの投球を振り返った。

 春に肘を痛めたこともあり、長いイニングを投げる経験が不足していたのは否めない。それでも先発としての責務を果たせたことは一つの収穫。3回戦に向けては「ブルペンから投げ込んで万全の状態で投げられるように調整したいです」と意気込んでいた。

 光泉は7回裏に二死一塁から2番・中西辰吉(3年)の適時二塁打で1点を追加。8回表に再び1点差とされるが、伊藤が粘りの投球を見せて何とか逃げ切った。

 「いつもは脆くて終盤にガタガタと崩れたのですが、何とか勝つとこまで持っていったのはこの子たちの成長だと思います」と光泉の古澤和樹監督は試合を振り返った。近年は1イニングに複数点を取られて敗退というケースが続いていたが、この代は「強豪校に勝つ、1点差を凌ぎ切って勝つ、逆転で勝つ」という3つのテーマを掲げて公式戦や練習試合に取り組んできたという。これらを6月、7月で全て達成することができ、この試合でも1点差を凌いで勝つことができた。

 次の3回戦では春に敗れた彦根東とのリベンジマッチとなる。シード校に勝利して春よりも成長した姿を見せたいところだ。

(文:馬場 遼)

関連記事はこちらから
第101回 全国高等学校野球選手権 滋賀大会
近江を止めるのはどこだ?滋賀学園、光泉ら力校が追随する!