吉田の好投で光泉が初戦突破



勝利した光泉

 2002年夏以来の甲子園出場を目指す光泉と少人数ながら春8強と力のある堅田との一戦。序盤から優位に試合を進めた光泉が食い下がる堅田を退けた。

 光泉の先発は夏にもエースナンバーを背負っていた吉田 力聖(2年)。これまでの自己最速は142㎞だというストレートが冴え、初回を三者凡退と上々の立ち上がり。するとその裏、1番のフェントン・ライアン(2年)がレフトオーバーの二塁打を放ち、先制点のチャンスを演出する。続く末吉健太郎(2年)がキッチリ犠打を決め一死三塁とすると、3番の松田 陸(1年)が三遊間を破る適時打を放ち、1点を先制した。

 4回まで吉田の前に1安打に抑えられていた堅田は5回表に二死から8番の金子佑(1年)が右中間を破る三塁打を放つと、続く橋本寛太郎(1年)も四球を選び、一、三塁のチャンスを作る。しかし、1番の鈴木大智(2年)がセカンドゴロに倒れ、得点を奪うことができない。

 追加点を奪いたい光泉は6回裏に二死一塁の場面で代打に田鶴達(1年)を送り込む。初球に松田 陸が盗塁を決めて二塁に進むと、2-2から田鶴が三遊間を破る適時打を放ち、追加点を挙げる。さらに続く6番の森本 修都(1年)がライトへ適時三塁打で大きな3点目を奪った。



光泉先発・吉田力聖

 何とか反撃したい堅田は7回表に先頭の5番・竹内将太(2年)がレフト戦への二塁打を放つと四球と犠打で一死二、三塁とこの試合で最大のチャンスを作る。ここで金子がレフトへ犠牲フライを放ち、竹内が生還。まずは1点を返し、反撃ムードを作る。

 流れを相手に渡したくない光泉は8回裏に一死二塁から4番の中西辰吉(2年)の左前適時打で追加点を挙げ、試合を大きく決定づけた。

 力投を続けていた吉田は9回一死を取ったところで降板。最後は伊藤 有哉(2年)が締めて堅田の反撃を封じた。

 光泉は夏こそ初戦敗退に終わっていたが、当時のレギュラーが5人残っていて秋には期待が持てるチームだった。バッテリーを中心に落ち着いた試合運びができるチームで上位進出の可能性は十分にありそうだ。

 敗れた堅田は10人と少人数ながら守りが鍛えられた好チームだった。冬場に打力を鍛えれば勝ち進むチャンスも見えてくるだろう。

(文=馬場 遼)