笹治 健汰選手 (近江)

笹治 健汰

球歴:近江

都道府県:滋賀

ポジション:中堅手

投打:右 / 右

身長:177.0 cm

体重:77.0 kg

学年:卒業

寸評

 下級生の時から注目されてきた選手で、選抜近江戦では5番・中堅手として出場。残念ながら甲子園では、4打数0安定で結果を残すことができませんでした。 (第一印象)  ヘッドスピードが鋭く、俊足を生かした身体能力の高さを感じます。非常に、高いポテンシャルを秘めた選手ではないのでしょうか。 (守備・走塁面)  一塁までの塁間は、右打席から4.35秒前後。これを左打者に換算すると4.1秒前後ですから、プロの基準である4.2秒を上回る俊足であることがわかります。秋の新チーム結成以来の25試合で、盗塁は6個。ガンガン走ってくるタイプでは、けしてないようです。  中堅手としては、少々打球判断に甘さを残す感じがしました。しかし俊足を生かした広い守備範囲を誇り、地肩がよくわからなかったのは残念。 (打撃内容)  新チーム結成以来、チーム最多の4本のホームランを放つように、パンチの効いた打撃が持ち味。 <構え> ☆☆  軽くクローズスタンス気味に構え、グリップの高さは平均的。腰の据わり具合・両目で前を見据える姿勢・全体のバランスとしてはもうひとつか。 <始動>  投手の重心が沈みきった時に動き出す、平均的なタイミング。これは、ある程度の確実性と長打力をバランスよく兼ね備えた、中距離打者が多く扱う始動。 <下半身> ☆☆☆  足を大きく引き上げて、まわしこんで真っ直ぐ踏み出します。始動~着地までの間はソコソコで、速球でも変化球でもそれなりに対応。真っ直ぐ踏み出すように、内角でも外角でもさばきたいタイプ。気になるのは、踏み込んだ足元がインパクトの際にブレてしまうので、体の開きを充分我慢できていません。 <上半身> ☆☆☆  打撃の準備である「トップ」の形を作るのは自然体で、それほどリストワークに固さは感じません。バットの振り出しもよく、インパクトまでの軌道にロスはなさそう。気になるのは、ボールを捉えるときにバットの先端であるヘッドが下がり気味で、打ち損じが多そうなところか。 <軸> ☆☆☆  足の上げ下げは大きいので、目線はそれなりに上下動しています。体の開きは我慢できていませんが、軸足には強さが感じられ強烈な打球を放つのも頷けます。
更新日時:2015.06.08

将来の可能性

 まだまだ攻守に粗っぽく、高い資質を充分に活かしきれているとは言えません。しかし持っているポテンシャルはかなり高そうで、今後進む環境や本人の意識次第では、大きく飛躍しても不思議ではないでしょう。今後も期待して、見守って行きたいと思います。
更新日時:2015.06.08

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です