センバツベスト4浦和学院敗れる! 聖望学園・岡部の”神ピッチ”でいざ13年ぶりの甲子園へ!

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<第104回全国高校野球選手権埼玉大会:聖望学園1-0浦和学院>◇26日◇決勝◇県営大宮

 まさかこんな展開になるとは。決勝の怖さが凝縮された試合となった。

 雨が降り始めた県営大宮球場の決勝戦。センバツベスト4、春の関東大会でも優勝し優勝候補筆頭で今大会に臨んだAシード・浦和学院とノーシード・聖望学園との一戦である。この両校は昨夏の初戦で激突しその時は、宮城から主砲・江口が一発を放つなど聖望が一時リードするも、当時右サイドの岡部に対し、高松が逆転満塁本塁打を放つなど、浦和学院が最終的にコールド勝ちを果たしたが今回はどうか。

 まずはスタメンだが、聖望学園は4番に江口 生馬(3年)が復帰、それに伴い双木 琉斗(3年)、三井 颯大(3年)が一つずつ打順を下げる。荒江 思優(3年)、岡部 大輝(3年)が一つずつ打順を上げ、9番には渋谷 一輝(3年)が入る。

 一方の浦和学院はこれまでと大きく打順が変わる。1番には大勝 朱恩(3年)が入り、小林 聖周(2年)は2番に、これまで2番の伊丹 一博(3年)が4番に入り、4番・鍋倉 和弘(3年)はこれまでの不調もあり、7番に下がる。

 先発は、浦和学院が左腕・宮城 誇南(3年)、一方の聖望学園は岡部と両エースが登板し試合が始まる。

 先制したのは聖望学園であった。

 3回表、この回先頭の菅原 天空(3年)が左中間へ三塁打を放ち出塁すると、続く大橋 雄人(3年)が右前適時打を放ち幸先良く1点を先行する。

 この日の聖望学園・岡部はとにかく出来が良かった。
「昨夏の浦和学院戦、満塁本塁打は打たれてからずっと2週間くらい夢に出てきました。今日はデータ通り、弱いコース、球種に基づいて配球できて抑えることができた。真っすぐ狙いのところでカットボールで打ち取ることができた」(岡部)と、今大会これまでで一番のピッチングを披露する。

 一方、準決勝で花咲徳栄に攻略された浦和学院・宮城も、決勝戦に向け
「ベルト付近の球が高くて変化球でカウントを取れず張られた場面があったので、変化球の精度について考え方の修正」(宮城)
と、きっちりと修正をし、まずまずのピッチングを見せる。

 試合は投手戦となる。

 両投手の好投もあり1対0のまま迎えた終盤は追いかけなればならないはずの浦和学院がやや防戦に回る。

 聖望学園は8回表、この回先頭の大橋が四球を選び出塁すると、続く上石 航大(3年)が左前安打を放ち無死一、二塁とする。ここで4番・江口がライトへ飛球を放つと、三塁への返球が逸れ二走・大橋は一気に本塁を狙う。これがアウトになると、後続も倒れ無得点に終わる。

 聖望学園は9回表にも、この回先頭の三井が右前安打を放ち出塁すると、続くスイッチヒッターの荒江はこれまで送りバントに失敗していた右打席から左打席に変更し、中前安打を放ち無死一、二塁とする。さらに相手の暴投で無死二、三塁とチャンスを広げる。

 だが、ここは浦和学院・宮城が踏ん張る。スライダーを中心に組み立て連続三振と投ゴロで打ち取り無失点で切り抜ける。

 迎えた最終回、浦和学院はこの回先頭の伊丹が四球を選び出塁する。

 これまで浦和学院の歴史を考えると何度こういう場面からの逆転劇を見てきたであろう。今回もそれを期待したが、それは叶わなかった。

 一死一塁で、6番・八谷の打球はショートゴロ併殺に倒れ万事休す。

 この日は聖望学園・岡部が立ちはだかった。

 結局、聖望学園が1対0で浦和学院を制し甲子園への切符をつかんだ。