浦和学院が花咲徳栄をサヨナラで下して春季大会6連覇!



9回裏に土壇場で同点に追いついた浦和学院

 春季高校野球埼玉県大会の決勝は3年連続で同じ顔合わせとなった。昨年は、7対6で浦和学院が延長10回サヨナラ勝ちを収めており、一昨年も浦和学院が7対6で花咲徳栄に競り勝っている。
 春季大会6連覇が懸かる浦和学院は、ここまで県大会の4試合を5失点と、安定した投手陣を土台に勝ち上がってきた。対する花咲徳栄も秋春連覇が期待されており、ここまで県大会の4試合で55得点を叩き出す圧倒的な打撃力を武器に勝ち上がってきた。埼玉の頂上決戦に相応しい強豪同士の一戦となったが、試合は壮絶なシーソーゲームとなった。

 まず先制したのは花咲徳栄だった。
 2回表、花咲徳栄は先頭の4番・野村 佑希が右中間を破るツーベースで出塁すると、進塁打で野村を三塁に進め、6番・倉持 賢太が打席に入る。倉持は甘く入ってきた球を捉えると、右中間を破るタイムリーツーベースとなり三塁ランナーの野村が先制のホームを駆け抜けた。さらにチャンスは続き、一死一、二塁の場面で7番・井上 朋也が三塁線を破るタイムリーツーベースを放つ。これで二塁ランナーが生還し、花咲徳栄がまずは2点を先制した。

 しかし3回表、浦和学院も反撃に出る。
 先頭の7番・荒木 祥希のスリーベースヒットを皮切りに無死満塁のチャンスを作ると、1番・中前 祐也の二ゴロの間に3塁ランナーが生還し1点を返す。さらにその後、二死二、三塁とチャンスを広げると3番・河北 将太がランナー二人を帰すタイムリーヒットを放つ。浦和学院はこの回3点を挙げて、3対2と逆転することに成功した。

 このまま浦和学院がリードしたまま前半戦を終えるかと思われたが、その直後の3回裏に今度は花咲徳栄が反撃に出る。
 二死二塁の場面で、9番・田谷野 拳世がレフトオーバーのタイムリーツーベースを放って同点に追いつくと、さらに続く1番・橋本 吏功もライトへタイムリーツーベースを放ち、二塁ランナーの田谷野が生還。この回2点を追加して、得点は4対3となり再び花咲徳栄がリードする展開となった。
 その後は両者得点を挙げることが出来ずに前半戦を終え、試合は勝負の後半戦に突入した。