短評
今年の高校生を代表する技巧派左腕・代木大和。この夏は宿敵・高知を抑え、春夏連続出場を決めた。とにかく打ち難い投手だ。
140キロ近い速球と120キロ後半〜130キロ前半のカットボール、120キロ前半のチェンジアップ、スライダーを駆使し、巧みに打者を抑えていく。手元で鋭く変化するボールで、駆け引きを行い、淡々と打者を抑える投球術は素晴らしいものがある。
内外角へ厳しく投げ込みながら、0を重ねていく。高知大会では打たれる試合もあったが、しっかりとコーナーワークを生かした投球が復活すれば、甲子園では少ない失点で抑えるのではないだろうか。
明徳義塾に多い左の技巧派だが、代木はこれまでの投手と違って、185センチ81キロと、
体格が良いこと。出力を高めていけば、大学生以降で一気に注目を浴びる可能性を持っているのではないだろうか。
更新日時:2021.08.15