豆田 泰志選手 (浦和実)

豆田 泰志

球歴:浦和実

都道府県:埼玉

ポジション:投手

投打:右 / 右

学年:卒業

寸評


 今年、埼玉西武から育成指名を受け、プロの世界に飛び込むこととなった豆田泰志。伸びのある快速球は支配下登録選手に負けないものがある。 (投球内容) なんといっても魅力は伸び上ががるストレート。さらにストレートのコマンド力も高く、空振りが奪える直球を高確率でコーナーギリギリに投げられる高校生はなかなかいない。  これほどの投手を育成まで残っているのだから恐ろしい。  ただ課題は本人も話すように、絶対的な変化球がないこと。スライダーを得意とするが、プロレベルになると見極められやすい軌道。いかにして、ストレートの魅力を失わずに、武器となる変化球を身につけることができるか。  (投球フォーム) ノーワインドアップから始動し、左足をゆったりと上げていき、右足の膝を適度に伸ばしてバランスよく立つ。右足を遊撃方向へ伸ばしていきながら、重心を下げていき、右足の膝を適度に曲げて体重を乗せていき、着地を行う。  テークバックの動きを見ていくと内回りの旋回をしていきながら、しっかりとトップを作り、リリースに入る。内回りの旋回でトップのとき、大きく肘を引き上げる。このフォームであまり故障が少ないのだから、相当、肩と肘が柔らかい投手なのだろう。打者よりでリリースができており、球持ちも良く、しっかりと振り切ってフィニッシュに入っている。  始動からフィニシュに入るまで無駄な力みがなく、実に合理的な投球フォーム。
更新日時:2020.12.28

将来の可能性

 フォームの合理的で、さらにストレートの回転数、コマンド力の高さも魅力的。育成指名ではあるが、高校生右腕ではトップクラスの投手。変化球もまだ発展途上だが、いわゆる育てにくい技術的な粗があるわけではない。  まずは故障なく1年目を過ごし着実に結果を残せるか。そこから打者との駆け引きを覚えてほしい。  高卒3年目が支配下登録を狙えるラインに達するのではないだろうか。ぜひ活躍を期待したい。
更新日時:2020.12.28

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