安 翔大選手 (別府青山)
寸評
別府青山のショートストップ。トップバッターに座り、公式戦打率.333と平凡だが、筋の良い動きを見せるプレーヤーで、別府青山の野手では最も目を引く選手だった。 （打撃） スタンスはオープンスタンス。グリップを肩の位置に置いて、背筋を伸ばして構えている。癖のない構えが出来ており、筋の良さを感じる。ただ気になったのは仕掛けの遅さ。投手の足が着地したところから始動を仕掛け、しっかりと足を上げて打つので、中村 祐太の速球に完全に振り遅れている。そのためボールを強く叩くことが出来ていない。 トップの動き・踏み出した足の踏ん張りを見ると特に悪いところはない。タイプ的にはアベレージヒッターなので、幾分始動を早めて、一定レベルの投手に対応していくべきではないだろうか。 (守備・走塁) 守備の動き自体は悪くないといえる。守備範囲はそれなりに広く、深い位置で守ってボールを回り込んで取りに行く傾向があるので、追いついていても、内野安打になることが多い。秋の公式戦8試合で失策3つ。結構多いが、選抜見た限りではそれほど悪い選手とは思わなかった。 塁間タイムについては分からず。秋の公式戦では8試合で3盗塁とまずまず走れる選手だ。トップバッターならばさらに走れる選手になっていきたい。
更新日時：2012.04.07
将来の可能性
走攻守見た限りでは大きな欠点はあるような選手には見えなかった。打撃は始動を幾分早め、対応力を広めていき、どんな投手に対してでも自分の打撃が出来るようになるとさらに存在感が引き立つのではないだろうか。 攻守のレベルを引き上げ、大分県屈指のショートストップに相応しいパフォーマンスを発揮することを期待したい。
更新日時：2012.04.07