2012年05月05日 香川県営野球場(レクザムスタジアム)

鳴門vs高知

2012年春の大会 第65回春季四国地区高等学校野球大会 準決勝
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さすらいの四国探題 寺下友徳

初回に連打を浴び、守備タイムを取る高知内野陣

得点差=センバツ「経験値」の差

「7対0」。
高知3番・堀尾茅(3年)が右飛に討ち取られ、試合終了の挨拶に並んだ両チーム。その先にあるレクザムスタジアムのスコアボードは、昨年10月30日・オロナミンC球場での秋季四国大会決勝戦と結果は同じも、内容が全く異なる得点差を刻んでいた。

しかもスコアボードの得点は9回まで埋まっていない。秋のサヨナラ勝ちから7回コールド勝ち。同じセンバツを経験しているにもかかわらず勝者・鳴門と敗者・高知との間には約半年で決定的な差が生まれてしまったのである。では、なぜこのような事態が生まれてしまったのか?

高知の側から見れば敗戦は想定内だったかもしれない。島田達二監督は「センバツベスト8で勝ち方を把握している」鳴門をリスペクトしているからこそ、あえて春先から投手も兼務し経験が絶対的に不足している和田 恋(2年)の先発連投にチャレンジ。

「もっと捕手が彼のよさを引き出してほしかった」課題は残ったとはいえ、「弱いチームとわかって、練習に取り組んでいく」新チーム発足時の確認事項を今一度思い出す上では、むしろ悪くないコールド負けだったとも言えるだろう。

ただ、高知については気になった点もある。、鳴門先発・小林直人(3年)から8安打を放ち、4四球を貰いながら2併殺を喫するなど0点に終わった攻撃に象徴されるように、彼らの中で試合中、敗戦を受け入れ難いと思う選手と、敗戦を容易に受け入れてしまっている選手の色分けが明らかに見られたことである。指揮官は「序盤の大量失点で相手にもどっしり守られてしまった」と流れの部分を強調したが、センバツで横浜(神奈川)の前に全く歯が立たなかった彼らが、同様の状況に追い込まれたときに同じ流れに終わってしまったこともまた然り。夏にこの敗戦を活かすためには、まずはこの敗戦をどう分析するかにかかっている。

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