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- 2012年春の大会 第130回九州地区高校野球大会
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試合シーン
鳥栖•初瀬が2安打完封で初戦突破
昨秋、大分で味わった悔しさを地元佐賀のマウンドで、鳥栖•左腕エース初瀬 耕輔が晴らした。
「調子も良かったし、地元開催の九州大会だったので、緊張もなく投げることができた」と笑顔で振り返った投球は、111球を投げ打たれた安打は2、13三振を奪う完璧な内容。鹿児島県2位の鹿児島商打線に付け入る隙を与えなかった。
序盤は鳥栖•初瀬、鹿児島商•福永の投手戦となった、初瀬が持ち味であるクセ球のストレートと、キレのある横のスライダーで鹿児島商打線を封じると、福永は、緩急をつけた投球で、安打は許すものの要所を締め得点を許さなかった。
ポイントは両チーム無得点で迎えた6回だった。
鳥栖•初瀬 耕輔は、鹿児島商•八番福永翼に四球で出塁を許すと、2死後、一番亀本和雅、二番富塁寿に連続して死球を与え満塁のピンチを招く。
昨秋、四死球をきっかけにリズムを崩し失点した敗戦が頭をよぎった。だが、初瀬は、
「バックを信じて、弱気にならず、自分ならできる」とこの日迎えた最大のピンチにも強気に内角を突き、三番丸田翔太郎をセカンドゴロに打ち取った。
「よくここを踏ん張った。秋は同じような場面で押し出し四球などリズムを崩していた。成長したかな」と平野國隆監督。
「今までにないくらいよかった。初瀬の表情が良かったので大丈夫だと思っていた」とセンターを守る八坂も、ピンチの場面を振り返った。
初瀬がこの日の与えた四死球はわずかに2。県予選の佐賀工戦では、13四死球を与えるなど、故障の影響から制球に不安を抱えていたが、相手にのまれることなく見下ろして投げている雰囲気さえあった。
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鳥栖 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | ||||||
鹿児島商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
鳥栖:初瀬 - 中尾
鹿児島商:福永 - 丸田
三塁打:八坂(鳥)
二塁打:古賀、北島(鳥)窪田(鹿)