2012年03月28日 阪神甲子園球場

鳴門vs作新学院

2012年春の大会 第84回選抜高校野球大会 2回戦
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勝負の瞬間 松倉雄太

野球の恐ろしさ・・・

  延長10回表に1点を勝ち越し、勝利を目前にした作新学院に悪夢が待っていた。
10回裏2死満塁、鳴門7番日下 大輝(2年)の打球が、やや前進気味にシフトしていたレフト羽石裕紀(3年)の頭上へ飛んだ。背走しながら必死に手を伸ばした羽石だったが、ボールはグラブの先を超えていった。

逆転サヨナラの奇跡に沸く鳴門ベンチ。対照的に、作新学院の野手はすぐに事態を飲み込めずにいた。通路下へ引き上げてきた時も、呆然とした表情。インタビュールームに入り、ようやく負けたことを実感したのか、多くの選手の目に光るものがあった。

その中でも、目を真っ赤にして号泣していたのが主将の石井 一成(3年)。ショートを守る石井のエラーから始まった10回の守りを「みんなに申し訳ない」と責任感が人一倍強い主将は悔いていた。

先発に昨秋以降の公式戦で登板のなかった左腕・筒井 茂(3年)を立てた作新学院陣営。報道陣になぜエース大谷 樹弘(3年)を立てなかったのかと問われた小針崇宏監督は、「エース大谷のマメ((右手中指)の状態もありましたし、筒井の調子が良かったから」と説明した。
その筒井をバックの野手陣が声をかけて引っ張った。5回まで1失点とゲームを作った内容は、指揮官の期待以上のものだっただろう。

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作新学院 【高校別データ】
鳴門 【高校別データ】
第84回選抜高等学校野球大会 【大会別データ】

応援メッセージ (3)

作新学院ありがとう(*⌒▽⌒*)空手&野球大好き中学生 2012.08.27
野球部の皆さん感動をありがとうございました。次の試合の時にもっと成長した姿をみせてください(*^▽^*)
鳴門興奮しました!とある中学生 2012.03.30
最後の瞬間、テレビで見ました。
最高でした。
次の試合もがんばってください。
作新学院お疲れ様元バスケ部 2012.03.28
甲子園で見ました。
ナイスゲームでした。
残念ですが、また夏がんばりましょう!

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