2011年10月28日 新大分球場

神村学園vs九州学院

2011年秋の大会 第129回九州地区高校野球大会 決勝
印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

田中(神村学園)

初の九州チャンピオン

1回表、神村学園の1番・新納 真哉(2年)が放ったショートへの低いライナー性の当たりが、ノーバウンドでアウトか、それともワンバウンドなのかということで、4人の審判が集まって再確認していた。その結果、最初の宣告通りアウトとなった。

それを見つめながら、2番の田中 貢大(2年)はバッターボックスに入る前にその場で立ち尽くしていた。そして一瞬、ベンチの指揮官に目をやり、頷いた。「セーフティーバントをいきます」と言わんばかりに。そして狙いすました初球を二塁前に転がし、間一髪のセーフ。一瞬の隙を突いた突破口は、田中自らが判断したものだった。

「田中がいい形で出たので、何がなんでもという雰囲気になっていました」(神村学園・山本常夫監督)

こうなると、神村学園のナインとベンチからは、さらに激しいアドレナリンが放出され始める。
コントロールの良い九州学院のエース大塚 尚仁に対して、神村学園ベンチから出された次のサインは“エンドラン”。それがものの見事に的中し、3番・平藪 樹一郎(2年)がきっちりとセンターへ弾き返し、いきなり初回に1死一、三塁というチャンスを作り出したのである。

「平藪がきっちりと叩けたので、みんな打てるという気持ちになれました」(山本監督)

ここで4番・古賀 伊織(2年)が、左前適時打を放ち、神村学園が先制点を挙げた。さらに5番・大坪 直希(1年)が中前適時打で続くなど、一気にたたみかけ、この回だけで、9安打を集中し、一挙8点を奪ったのである。

【次のページ】 神村学園vs九州学院(2)

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
オープン戦好調だった大卒ルーキーは?森下、郡司、宇草らの東京六大学、大学日本代表勢が一歩リード 【ニュース - 高校野球関連】
様々なキャリア経験で磨いてきたマネジメント力で沖学園を甲子園に導く!鬼塚佳幸監督(沖学園) 【ニュース - コラム】
第68回 そのマネジメントはまるで社長。就任1年目で甲子園出場を経験した鬼塚佳幸監督(沖学園)の指導法とは【名将たちの言葉】
第1114回 「甲子園に行く」という強い信念が成功をもたらした 八方悠介(鹿児島城西)【後編】 【2020年インタビュー】
第1010回 「勝たなきゃ」より素直な「勝ちたい」気持ちを引き出す 鹿児島城西【後編】【野球部訪問】
第3回 名門、公立勢の巻き返しに注目!2020年の鹿児島県高校野球をズバリ占う【鹿児島の高校野球】
第2回 大きく『変』わった1年だった 2019年の鹿児島県高校野球を漢字1文字で総括!【鹿児島の高校野球】
第4回 劇的な勝利に沸いた2試合 鹿児島ベストゲーム2019【鹿児島の高校野球】
第1091回 野球人生の分岐点は兄の直言があった。川野涼多(九州学院)が松井稼頭央二世と呼ばれるまで 【2019年インタビュー】
鹿児島実vs神村学園【鹿児島県 第25回MBC旗争奪高校野球選抜1年生大会】
神村学園vs鹿屋中央【鹿児島県 第25回MBC旗争奪高校野球選抜1年生大会】
神村学園vs種子島・種子島中央・屋久島【鹿児島県 第25回MBC旗争奪高校野球選抜1年生大会】
神村学園vs加治木工【鹿児島県 第25回MBC旗争奪高校野球選抜1年生大会】
鹿児島城西vs神村学園【鹿児島県 2019年秋の大会 第145回九州地区高等学校野球大会鹿児島県予選】
第1006回 「夢のままで終わらせず、現実に!」福重 圭誇(尚志館)【後編】 【2019年インタビュー】
第985回 ウィークポイントのある選手からチームの中心選手に成長!福重 圭誇(尚志館)【前編】 【2019年インタビュー】
第980回 「大人の打者」の意味を理解できるかが打撃開眼のカギ! 森口修矢(神村学園)【後編】 【2019年インタビュー】
神村学園 【高校別データ】
九州学院 【高校別データ】
秋季九州地区高校野球大会 【大会別データ】

応援メッセージ (1)

神村学園甲子園79ヤマグッチー 2011.10.30
甲子園いっどー 

応援メッセージを投稿する

試合記事トップに戻る サイトトップに戻る