2011年03月27日 阪神甲子園球場 

城南vs報徳学園

2011年春の大会 第83回選抜高校野球大会 1回戦
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さすらいの四国探題 寺下友徳

佐渡友怜王(報徳学園)

「城南、「吸収力」と「プラス思考」で甲子園初陣初勝利!」

 「昨夜の寝つきはよかったです。今朝はちょうどよいくらいに目が覚めました。前回(2004年夏)、鳴門第一で甲子園に出場したときは僕自身、わけがわからなかったですが、今回は試合前に選手たちに説明しながら色々なことができました。やはり0と1の差は大きいですね」。

試合開始1時間15分前の3塁側室内練習場。取材陣の囲み取材に応じた森恭仁監督の表情は、昨秋徳島県大会四国大会出場を賭けた準決勝・小松島戦(2010年10月02日)前のように「一度起きてシミレーションし始めたら眠れなくなり」目を充血させるようこともなく、センバツ21世紀枠に選出された直後、殺到する報道陣に見せたナーバスな表情でもなく、すっきりとしたものであった。

対照的に取材陣の囲み取材に対し、「いつもは具体的に話をしているのですが、今回はあまり情報を入れずに自然体でいきたい」と、緊張の面持ちを見せていた報徳学園・永田祐治監督。

そして、両指揮官が投影した気持ちのコントラストは、グラウンド上の両チーム選手にもスポンジが水を吸い込むように伝播していく。

たとえば、1回表・報徳学園遊撃手のエラーで城南最初のランナーとなった2番・出口翔一郎(3年)は「あれだけ失策の少ないと聞いていた報徳学園がエラーしていたので、楽な気持ちになった」と語る。その後、7回裏に1点差に迫られた後、彼が二死1・2塁の場面でセカンドベース後ろの難しいセカンドゴロを「届かないと思ったが、体が勝手に動いて」うまく処理できたのも、この自らをプラス思考に考えられるようになった出来事が密接に絡み合っているといえるだろう。

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城南 【高校別データ】
報徳学園 【高校別データ】
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