2011年06月23日 豊中ローズ球場

大阪桐蔭vsアーバンユースアカデミー

2011年春の大会 地域限定公式戦 交流戦 日米親善野球大会
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勝負の瞬間 松倉雄太

先発したのは中野悠佑

文化の違いを知る 文化に触れる

日米親善高校野球最終戦。東京での2戦が選抜チームだったのと違い、この日の大阪と前日の兵庫は春季大会の優勝校による単独チーム。
この日は大阪を代表して、大阪桐蔭がアーバン・ユース・アカデミー(UYA)との試合に臨んだ。
【参考:6月22日(明石球場) 明石商11対4UYA】

 まず、イニングスコアを見てもわかるように、試合としては前半で大差がつき、完全に壊れてしまった形だ。半月後に始まる地方大会ならば5回でコールドゲームとなる。普段のような日本の高校野球では、こういうゲームでも焦点を探し出すことができるのだが、この日は国際親善試合。普段と違う分、いつものような焦点を見つけ出すのは難しいと言える。

 だから、ここでは項目を分けてこのゲームのレポートとしたい。

まずは大阪桐蔭。もちろん半月後に夏が始まるわけで、本番へ向けた大事な時期。西谷浩一監督も「今は強化練習中です」と話していた。
この日は18人が背番号をつけてベンチに入ったが、「これがそのまま夏のメンバーではない」ということも指揮官は強調していた。

先発したのは中野 悠佑(3年)。昨秋はエースだったが、冬場に故障が相次ぎ、春の府大会はベンチを外れていた。
試合に加われない悔しさを胸に、「夏にかける」と必死に治療に取り組み、近畿大会ではベンチに入るまでに回復した。だが出番はなかった。 
6月に入って本格的に実戦復帰。19日に行われた広陵(広島)との招待試合では5イニングを投げたという中野。この日は「2、3日前に先発でと言われました」とまっさらなマウンドに上がった。

結果は7イニングを投げて被安打10、四死球1、奪三振10、投球数102。
本人は「まだまだです」と課題が多いことを実感しているようだった。
現状で投手陣はエースナンバーの藤浪 晋太郎、この日8回からリリーフした澤田 圭佑、春の府大会で登板が多かった左腕の平尾奎太らだが、この3人はいずれも2年生。
西谷監督は「やはり3年生である中野が戻ってきてくれたのは大きい」と柱の復活に大きな期待を寄せていた。

中野がこの日背負った番号は『10』。
エースナンバーを手にする藤浪の成長を讃えながらも、まだあきらめていない。「藤浪から1番を取り返したい気持ちは強い」と上級生としての意地も見せていた。

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