2010年10月23日 レクザムスタジアム

徳島商vs丸亀城西

2010年秋の大会 第63回四国地区高校野球大会 1回戦
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さすらいの四国探題 寺下友徳

逆方向に振りぬく佐藤健人選手(徳島商)

徹底した「逆方向」で徳島商、会心の初戦突破!

「この試合ができれば全国でも戦える」と開口一番語った森影浩章監督の言葉を借りるまでもなく、とかく徳島商の強さが目立ったこの試合。自己最速をマークした最速141キロののびのあるスピードボールと、左打者の内角低めに滑り落ちるスライダーがよく決まって118球1失点完投した龍田 祐貴(2年)も素晴らしい出来であったが、中でも特筆すべきは彼らの持ち味である「逆方向」への打球である。

右打ちの4番・佐藤 健人(2年)による右中間への3長打5打点を含め実に10安打中7安打が逆方向。センター返しも含めると10安打中引っ張ったのは1番・増富 大鳳(2年)が5回に放った1本のみ。

三振7、犠打4、四死球2を除いた13凡打もうちセンター方向2、逆方向7という徹底した流し打ちは、観音寺中央監督時代に全国制覇の経験を持つ丸亀城西・橋野純監督も「おっつけてたいしたもんだ」と賞賛するレベルであった。

その裏には「相手投手を打ちのめそうとして」(森影監督)、結果大敗に終わった秋季徳島大会決勝・城南戦の苦い経験が起因していた。その後、精神的に追い込んだ中で改めて逆方向打ちを徹底して取り組んできた彼ら。そして指揮官から試合前日に一転、「暗くやってもしょうがないやろ」と肩の力を抜かれたとあれば、この結果はむしろ当然であったといえよう。

そして2回戦の相手は徳島商同様に強打が売りの新田。「まあ、明日がありますから」とこの日は多くを語ることなく帰路に就いた知将であったが、この勢いをもってすれば、2位校が1位校を食う下克上も十分可能である。

(文・撮影img01~img06=寺下 友徳)
(撮影img06~img42=中谷 明)

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