2010年06月10日 岩手県営球場

東日大昌平(福島2位)vs花巻東(岩手2位)

2010年春の大会 第57回東北地区高校野球大会 準々決勝
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東日大昌平が東北大会初勝利

らしさを出せないまま終わった。
東日本国際大昌平の左腕・引地に対し、花巻東打線は散発3安打。
4回以降は安打を打てないままだった。
「県大会後にバッティングをやってきたので、もう少し打ってくれればと思ったんですが…。夏までに打ち込みたいと思います」
佐々木監督もがっかりした口ぶりだった。

俊足揃いだった昨年の打線とは対照的に、今年は走れる選手が少ない。
4回も無死から四球で出た佐々木を二塁に進めることすらできず無得点。リードこそ大きくとっていたが、いやらしさは影をひそめた。

守りでも、らしさが見えなかった。
1回には1死一、二塁からけん制で誘い出し、挟殺プレーに持ち込んだが、タッチの際にサードの中平が落球してピンチを広げた。
7回には2死満塁から三遊間ボテボテの当たりを中平が弾き先制点を与えると、吉田は踏ん張れず次打者にタイムリーを許した。
9回にも無死一塁からバントを処理した中平が一塁へ悪送球。救援した伊藤も2死までこぎつけながら、8番の引地にタイムリーを許した。
粘って、粘って、後半に逆転するチームが、自らのミスで相手に点をやってしまう。お株を奪われる展開だった。
「トーナメントを勝つには無駄なエラーを少なくしろと言っているんですが…。ポジションの見直しが必要ですね。それでも、守りの3点は(許容範囲の)圏内。それ以上取れる打線がないと夏に5、6試合連続では勝てません」(佐々木監督)

思えば、センバツ優勝後の昨春の東北大会も初戦で八戸西に2対7と完敗。そこからチームを立て直した。昨年のような力はないが、秋の県8強、春の県準優勝と着実に進歩を遂げている今年のチーム。夏こそ、らしさを取り戻してほしい。

(文=田尻 賢誉)




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花巻東 【高校別データ】
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