2010年05月29日 県営紀三井寺球場

履正社(大阪)vs神島(和歌山2位)

2010年春の大会 第63回近畿地区高校野球大会 1回戦
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9者連続三振など快投を見せた飯塚(履正社)

9者連続三振!! 飯塚、快投!!  履正社、快勝!!

 始まりは、履正社の先発・飯塚による「9者連続三振」で幕を開けた。試合は9-2で履正社神島 を圧倒して、準決勝にコマを進めた。
まるで、オールスターを見ているような気にさせられた履正社・飯塚の快投劇。果たして、この記録はどこまで伸びるのか、とワクワクさせられたものだった。

 しかし、履正社・岡田監督はその飯塚を4回から下げてしまった。
なぜなら、それが大阪を制した履正社の戦いぶりだったからだ。府大会、履正社は飯塚―高田―平良という方程式を保ってきた。どれだけ調子が良くても、3イニングずつの分業制。一番信頼度の高く、最後の登板が義務付けられている平良のイニングが増えることはあっても、そこまでの流れでは決して、崩さない。

「もう少し投げさせてみたい欲はあったんですが、3イニングだからあれ(9者連続三振)ができたというのもあっただろうし、府大会でもこの継投で勝ってきました。投手のことだけではなく、組織的な戦い方というのをめざしています」と岡田監督はいう。

 投手だけでもなく、バッティングにおいてもつながりで勝負していく野球。走者が出れば4番でもバントをするし、打者と走者のコンビネーションが必要とされるセーフティスクイズという戦術を多用できるのも、岡田監督の言う「組織的な戦い」ができているゆえなのである。

「飯塚は大阪で8試合に投げて1失点。3イニングをそれだけ抑えてくれるということは、こっちのリズムで試合をできるわけですから。」
大阪だけでなく、近畿大会の舞台でもブレことがなかった指揮官の決断と、それに応えた選手たち。見事な組織的野球が機能した、履正社の戦いぶりだった。

(文=氏原英明
(写真=松倉雄太




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