2010年03月21日  阪神甲子園球場

日大三(東京)vs山形中央(21世紀枠)

2010年 春の大会 第82回選抜高校野球大会 1回戦

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日大三が先発全員の19安打を放ち14得点。14-4で山形中央を圧倒した!


 日大三 が先発全員の19安打を放ち14得点。14-4で 山形中央 を圧倒した。 

21世紀枠で選出された 山形中央 は、序盤の善戦むなしく初戦で姿を消した。結果的には残念だったが、春夏を通じて初めて甲子園に出場を果たした 山形中央 の戦いぶりは清々しかった。
 初回、先頭の細矢が出塁、羽柴がつないだあと、5番・縄が左翼の頭上を越える適時三塁打を放ち、幸先良く先行したのだ。初陣校として、緊張感もある中の見事な先制劇だった。
「入りをしっかりしようと選手には言いました。よくやってくれたと思います」とは庄司秀幸監督である。なんでも、試合の序盤の強さはこのチームの持つ強さだという。主将の奈良崎がこう話してくれた。
「日常生活でも、普段の練習からでも入りを大切にしてきました。朝の挨拶をしっかりするとか、それをずっと心がけてきたから、こういう舞台での試合でもうまく入れたと思う」

 電光石火とでもいうべき、序盤の見事な攻勢だった。
 しかし、全国はそう甘くはない。しかも、相手は2度の全国制覇を誇る日大三だ。エースの横山は力投していたが、球が甘くなったところを狙い打たれ、2回裏に同点。3回裏には勝ち越された。一時は同点に追いつくも中盤以降は、日大三の勢いを止めることができなかった。14失点を喫する力負けだった。
「入りはうまくいけたのですが、中盤以降、粘れなかった。それがこれからの課題ですね」と奈良崎主将である。

 そう。初めて挑んだ舞台、 山形中央 が得たものはそこにあった。

 日常からを大切にしていたことが初回の先制点につながり、一方、粘れなかったことで、それだけでは全国の強豪を破ることはできないということが分かったのである。
庄司監督が総括していう。
「この舞台に立って改めて思ったのは、感動できるほどの素晴らしい球場を目標にしていたんだなと。今回は地域の方のおかげで出せていただいた甲子園。今度はその感動を少しでも共有できるように力強さを身につけたい。想いだけではなく、行動を起こせるような力強さを身につけたい」
  山形中央 が階段を一歩上った。

(文=氏原英明

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