2009年11月01日 皇子山球場

神戸国際大付(兵庫1位)vs神港学園(兵庫3位)

2009年秋の大会 近畿地区高校野球大会 準決勝

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先発・岡本(神戸国際大附)


神戸国際大附が大勝で決勝進出!連投の前仲、奮闘!

 序盤の投手戦が一転、猛攻を仕掛けた神戸国際大付 が13-1で勝利した。8回表途中、大雨によりコールドで試合は成立した。

 序盤戦は投手戦だった。ともに、連投となる両投手が試合を作ったからだ。しかし、前日、200球以上を投げていた 神港学園 のエース・前仲が崩れた。

 4回表、神戸国際大付 は二死満塁から6番・石井が左翼前に適時打を放ち1点を先制、続く真野が三塁への強襲ヒットで1点を加点。5回表には、1死・二三塁と好機を作ると、3番・田中、4番・岡本の連続長打で3点を追加、試合を優位に進めた。

 回を追えば追うほどに、目に見えて、 神港学園 のエース・前仲に疲労の色が出る。得意のスライダーが抜け始め、ストレートのキレが落ちていった。
すると、8回表、神戸国際大付 は先頭の大川が右翼前安打で出塁、そこから四死球を絡めて好機を拡大すると、3番・田中の走者一掃適時三塁打。さらには四球と安打などで5得点一気に8得点を奪い、神戸国際大付 の破壊力を見せつけた。

 試合後、神戸国際大付 ・青木監督は「これまで2試合が積極的に行けていなかった。きょうは、少し積極的になった」と勝因を挙げた。3回まで打線が沈黙だったが、好球必打の見事な攻撃だったと言えるだろう。そして、青木監督はこうも言った。「県大会までは序盤に点が取れていたんですけど、近畿大会ではそれが出ていなかった」。

 言い換えれば、これまでの試合というものは、いつもの戦いができていなかったということになる。だが、その試合を落とさなかったことに、このチームの強さがある。

 その存在にはエース岡本の姿がある。序盤から点を奪えない中で、粘り強く投げて、味方の反撃を待つ。2試合はそうした試合ができての準決勝進出。そして、今日の試合は、中盤から持ち前の攻撃力が爆発。岡本は途中降板したが、神戸国際大付 らしい、試合を見せたといえる。

 「次もうちらしい試合をしようと思います」と青木監督いった。

投手陣が踏ん張って投げて、打線は積極的に打つ。試合を経るごとに、神戸国際大附のチーム力は上がっている。

 

(文=氏原英明