高松商、県内での練習試合を終え、いざ決戦の地へ!



高松商主将・横井亮太

<練習試合:高松商6-2藤井>◇14日◇レクザムボールパーク丸亀

 18日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕を迎える第95回記念選抜高学校野球大会。大会第7日・第2試合で、東邦(愛知)vs鳥取城北(鳥取)の勝者と2回戦で対戦することになった高松商(香川)は、県内ではセンバツ前最終となる練習試合を行った。

 昨夏の甲子園マウンドも経験した最速138キロ左腕エース・大室 亮満投手(3年)は、12日に行われた滝川第二(兵庫)との練習試合で、プロ注目右腕・坂井 陽翔投手(3年)との投げ合いを演じたため、この日は登板なし。

 それでも3回裏、4回裏には相手のスキを付いた好走塁を絡め、複数得点を奪うと、8回裏には「期待を込めてクリーンアップに据えた」(長尾 健司監督)村山 由空外野手(2年)が8回裏に右翼ポール際に豪快な一発。「今日はハードなクラスマッチが昼まであったので、バス移動の間はみんな寝ていた」と指揮官が苦笑いを浮かべる中でも、8安打6得点で藤井の反撃をかわした。

 試合後、「昨秋に比べれば打線の力は付いてきた。2回戦からの登場になるので、相手の研究もしっかりして、どこのスキを突けるのかチーム全体で共有したい」とセンバツ勝利への道筋を冷静に語ったのは主将・横井 亮太内野手(3年)。「一枚岩というワードを解りやすく表現していきたいと思っている」開会式での選手宣誓も含め、高松商は初戦までの残された時間を全力で駆け抜けていく。

(取材=寺下 友徳

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