2試合連続完封の名城大が43年ぶりの4強!主砲・野口の一発が決勝点に



ソロ本塁打を放つ名城大4番・野口 泰司

<第53回明治神宮野球大会:名城大1-0上武大>◇21日◇大学の部・2回戦◇神宮

 北陸・東海三連盟代表の名城大が関東五連盟第1代表の上武大を下して43年ぶりの4強入りを果たした。

 序盤は投手戦となる。名城大先発の岩井 俊介投手(3年=京都翔英)が力のある速球と落ちる球を軸に無失点投球を続けると、上武大先発の井出 海翔投手(1年=佐久長聖)も左腕から変化球を上手く使った投球で名城大打線を翻弄する。

 この展開に風穴を開けたのが、侍ジャパン大学代表の経験もある名城大の4番捕手・野口 泰司(4年=栄徳)だった。4回裏、1死で迎えた第2打席に「打った瞬間に入ったと思いました」と内角の変化球を捉えると、打球は左翼席へ。均衡を破る先制のソロ本塁打を放ち、「チームを勝たせることが4番の仕事。自分の持ち味である長打を発揮できて良かったです」と会心の一打を振り返った。

 名城大は岩井が5回無失点と試合を作ると、1回戦の九州共立大(九州三)戦で好投した眞田 拓投手(4年=東郷)、松本 凌人投手(3年=神戸国際大附)と投手を繋いで2試合連続の完封勝利。「これしかない勝ち方でありがたかったです」と安江均監督は安堵の表情を見せた。

 一方、上武大の谷口英規監督は、「なかなか捉えきれるような球はなかったですね。完封されて当然かなという気はしないでもないです」とお手上げの様子。関東選手権では3試合で23得点と打線が活発だったが、この日は名城大の強力投手陣に屈する形となった。

 名城大が前回4強入りした43年前は安江監督が1年生ながらベンチ入りして、決勝で明治大に敗れた。22日の準決勝ではその明治大(東京六)と対戦する。安江監督としても現役時代のリベンジを果たしたいところだろう。

「全国制覇できるメンバーは揃っているので、後はキャッチャーのリードだと思います。ここから優勝するまで、1点も取らせないリードをしたいと思います」と話した野口。大学球界でトップレベルの投手陣と強肩強打の正捕手・野口を中心に全国の頂点を目指す。

(取材=馬場 遼)

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