完封リレーで名城大が28年ぶりの勝利!



グラブタッチする松本と野口の名城大バッテリー

<第53回明治神宮野球大会:名城大5-0九州共立大>◇19日◇大学の部・1回戦◇神宮

 北陸・東海三連盟代表の名城大が28年ぶりの勝利を収めた。

 先発を任されたのは眞田 拓投手(4年=東郷)。「アップの後から体が温まっていて、長袖より半袖の方が投げやすい感覚があるので」とナイターになると寒さを感じる神宮であるにも関わらず、半袖姿でマウンドに上がった。2回までに3四死球と立ち上がりは制球に苦しむも「そこを修正すれば、自分のピッチングができると思った」と140キロ台中盤の直球で押していき、5回まで無安打に抑える。

 打線は九州三連盟代表・九州共立大先発の稲川 竜汰投手(1年=折尾愛真)の前に3回まで内野安打1本に抑えられていたが、4回表に先頭の2番・小林 大介外野手(4年=健大高崎)が四球で出塁すると、初球に盗塁を決める。さらに捕手の悪送球が重なって三塁に進むと、3番・伊藤 雄紀内野手(3年=健大高崎)の中犠飛で1点を先制。「ノーヒットで1点取れたのが非常に大きかったと思います」と安江均監督は話した。

 機動力野球を武器とする名城大は5回表に無死一塁で代走に加藤 椋大内野手(4年=日進西)を起用。ここで7番・馬渕 壮史内野手(4年=大府)がエンドランを決めて、無死一、三塁とチャンスを広げる。この好機を生かした名城大はこの回に4点を奪って、稲川をマウンドから引きずり降ろした。

 眞田は6回に初安打を浴びたが、その後も球威は衰えず、7回2安打9奪三振で無失点の好投。「想像以上に素晴らしいピッチャーでした」と九州共立大の上原忠監督もお手上げの様子だった。

 8回からは来年のドラフト候補として注目されている松本 凌人投手(3年=神戸国際大附)が登板。「初回から眞田さんが良いピッチングをしていたので、0で締めることを意識していました」と自己最速タイの151キロをマークして2回を4奪三振のパーフェクトリリーフで締めた。

「学生たちが本当によくやってくれました。とても嬉しいです」と勝利の味をかみしめた安江監督。21日の準々決勝では関東五連盟第1代表の上武大と対戦する。「最後の大会なので、全国優勝だけ目指してやっていきます」と意気込む眞田。強力投手陣を擁して関東の強豪校を食うことができるだろうか。

(記事=馬場 遼)

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