大学ジャパン候補が松山市に集結!23年ドラフト候補・松本凌人など投手陣がアピール



名城大・松本 凌人

<大学代表候補合宿紅白戦:白組2-0紅組>◇2日◇坊ちゃんスタジアム

 2023年7月・米国で4年ぶりに開催される予定の「第44回日米大学野球選手権大会」に参加する侍ジャパン大学代表を選出する第1歩となる代表候補合宿が愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで一般公開の下、44選手が集いスタートした。

「日本は(日米大学野球の)アメリカの地で、まだ1回しか(2007年・第36回大会)優勝ができていない。だから、なんとかそこを勝つ目標でやりたいし、今日がその初日。我々もそこに対する思いは並々ならぬものがあるし、皆さんもしっかり取り組んでほしい。皆さんにとっても来年へ向けての大きなチャンスだと思います。そしてもう1つは全国から選手が集まっている中で、お互いに技術を習得しさらにレベルアップしてほしいと思います。有効な3日間を過ごしてください」

 2019年11月の就任から来年で4シーズン目に入る侍ジャパン大学代表・大久保 哲也監督(九州産業大監督)からこのような激励があった後、日替わりキャプテン、昨年開催の「第30回 ハーレムベースボールウィーク2022」で「Most Popular Player」に輝いた仙台大・辻本 倫太郎内野手(3年=北海)による「さあ、いこう!」を号令に、坊っちゃんスタジアムに走り出した88の瞳。アップ、シートノックの後は、当初予定を変更し、12人ずつが打席に入る変則ルール・6イニング制の紅白戦を行った。

 その紅白戦では投手陣の好調ぶりが目立つ展開に。登板全6投手が2イニングの中で最速145キロを超え、最速149キロの直球と、カーブ系のスライダーを軸に「自分でも自信になった」4三振を奪った立命館大・谷脇 弘起投手(3年=那賀)や、左腕で149キロを出した星槎道都大・滝田 一希投手(3年=寿都)など、新星も好アピール。一方で早くも2023ドラフト上位候補に挙がる変則右サイド、名城大・松本 凌人投手(3年=神戸国際大附)は最速147キロの突き刺さる直球と130キロ後半のツーシームを駆使し5奪三振と格の違いを見せつけている。

 対して打線では、白組の大阪商業大・渡部 聖弥外野手(2年=広陵)が両チーム最初のマルチ安打をマーク。また、6回表1死満塁から第30回 ハーレムベースボールウィーク2022侍ジャパン大学代表の大阪商業大・上田 大河投手(3年=大阪商業大高)に臆することなく一、二塁間を破る決勝2点適時打を放った筑波大・生島 光貴内野手(3年=福岡)といたニューフェイスの活躍も目に付いた。

 かくして、ほとんどの選手が全体集合前から自発的にコミュニケーションを図るなど、いい雰囲気で推移した初日。紅白戦2試合が予定されている2日目も、随所に「ブラボー」なプレーが期待できそうだ。

(取材=寺下 友徳