東邦出身の147キロの剛腕、県立岐阜商の逸材など 大学準硬式には原石が多数



全東海選抜・道﨑 亮太

<第40回全日本大学9ブロック対抗準硬式野球大会:全関東選抜8-4全東海選抜>◇20日◇決勝◇県営春日

 全関東選抜の3連覇で幕を下ろした第40回全日本大学9ブロック対抗準硬式野球大会。準優勝に終わった全東海選抜だが、準決勝の全九州選抜戦では2点差で迎えた9回に追いつき、タイブレークに入った10回で勝ちこして勝利。勢いに乗ったら止められない逆転の東海が大会を盛り上げた。

 その勢いを支えたのは、投手陣の頑張りだろう。

 2日間で最大4試合のタフなスケジュールを勝ち抜くには、投手陣のやりくりは避けては通れない。全東海選抜は今大会10人の投手がマウンドに上がったが、目に留まったのは3投手。

 1人目は唯一、3試合登板した道﨑 亮太投手(3年=中京大)。最速147キロで、13日に開催予定だった甲子園大会にも選出された。左腕を上手く使って反動をつけた縦回転のフォームから、コンスタントに140キロを超える。130キロ台のスプリットも切れ味が鋭く、大学準硬式の域を超えつつある。東邦(愛知)で鍛えた剛腕は伊達ではなく、卒業後は上のステージでの継続を宣言しているが、今回の試合中継で大いにアピールに成功した。



全東海選抜・松下 未来

 2人目は道﨑と同じ中京大の一ノ瀬 順輝投手(3年)。直球は130キロ中盤だが、伸びがある。スライダーの切れ味も良く、コーナーに投げ分けられている。技巧派サイドハンドで対戦した全関東選抜の打者も、的が絞りにくかったという。落ち着いて試合を見ていられる投手だった。

 最後は松下 未来投手(2年=名古屋商科大)。県立岐阜商(岐阜)で高校時代を過ごした投手で、決勝では145キロを計測することもあった。テークバックはコンパクトで、出どころが見えにくい。リリースも強く、スピンのきいた直球を投げ込み、見た目以上に走っている印象だった。

 野手陣も、ホームランを放った濱本 淳平内野手(3年=愛知大)、石崎 伶外野手(1年=中京大)がパワフルなスイングを見せるなど、打線には力があった。試合には敗れたものの、大学準硬式の競技レベルの向上に期待せずにいられない。

(取材=編集部)