手加減なし!東北福祉大1、2年生が宮城県高野連選抜を圧倒



先発し好投した櫻井頼之介(東北福祉大)

<交流試合:東北福祉大選抜12-1高野連選抜>◇4日◇石巻市民

 宮城県高野連選抜と仙台六大学野球連盟選抜による交流試合。第2試合では、第1試合とは異なるメンバーで組んだ高野連選抜と、東北福祉大の1・2年生が対戦した。この試合では、リーグ戦で75回の優勝を誇る名門・東北福祉大が貫禄の戦いぶりを見せた。

 打線は序盤、高野連選抜の先発・阿部航大投手(聖和学園)を攻める。初回、1、2番が出塁。盗塁を決めて無死二、三塁の好機をつくると、3番・小熊 慎之介内野手(2年=東北)が中前へ2点適時打。3回には死球を挟んで4者連続二塁打が飛び出し、3点を加えた。阿部は今夏、計623球を投げ聖和学園を創部初の決勝進出に導いた右腕。県内屈指の好投手を攻略してみせた。

 今夏好投が光った佐藤暖久投手(名取北)、加藤裕太投手(大崎中央)が継投した4回以降も、山路 将太郎外野手(2年=鶴岡東)、荒木拓己外野手(2年=日大山形)、島袋 皓平内野手(2年=沖縄尚学)ら実績十分のメンバーを中心に打ちまくり、6回までに10点を奪った。中でも小熊は3安打4打点と大活躍。「地元の宮城で打ててよかった。初心を忘れずに、これからも頑張りたい」と胸を張った。

 投げては、先発・櫻井 頼之介投手(1年=聖カタリナ)が3回6奪三振無失点の快投。4回から8回は星勇志投手(1年=光南)、大森 幹大投手(1年=東海大相模)、森優太投手(1年=八戸学院光星)が0を連ねた。

 7回はサイド右腕の関東健翔投手(利府)、8回は左腕の久保田耀仁投手(塩釜)に三者凡退に抑え込まれたが、9回には、第1試合に続いてマウンドに上がった東北伊藤 千浩投手から西川侑希外野手(2年=浜松開誠館)が2点ランニング本塁打を放ち加点。最後まで攻撃の手を緩めなかった。

 最終回は最速155キロのスーパー1年生・堀越 啓太投手(花咲徳栄)が登板。先頭の石垣友希外野手(利府)に右中間を破る三塁打を浴びると、2者連続三振後、菅原直太朗内野手(佐沼)に痛烈な適時二塁打を打たれ1点を失った。最後は三振で試合を締めたが、大学入学後、公式戦で無失点だった堀越は「苦しかった高校時代を思い出した」と苦笑い。「初見で対応してくる高校生たちはすごい」と後輩たちを称えた。

 第1試合、第2試合ともに大学生がレベルの違いを見せつけるかたちとなったが、独特の雰囲気の中で楽しそうにプレーする選手たちの姿が印象的だった。経験の機会の提供や、少年野球、高校野球の普及を目的に開催された今回の交流試合。これを機に、宮城、東北で野球の輪が広がることを願いたい。

(文・写真=川浪康太郎)

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