開校記念日の交流試合、雪谷が打線好調ぶりを示す



雪谷・渡邊顕人君

<開校創立記念日交流試合:都立雪谷10-5東京学館浦安東京学館浦安7-1都立雪谷>◇10日◇都営駒沢

 6月10日が共に開校記念日(東京学館浦安は創立記念日)ということで、学校の授業は休みという東京都立雪谷と千葉県の東京学館浦安。雪谷が、抽選の末に駒沢球場の使用権を得られたので、開校記念日の休日を利用しての交流試合が行われるようになって久しいという。

 夏の大会へもあと1カ月を切るというところでもある。どの学校も、一つひとつの対外試合が貴重であり、さまざまなケースを想定しての試しも、試合を通じて行なっていきたいところであろう。

 雪谷の伊達昌司監督は、「開校記念日の試合は、このところ毎年、創立記念日で休みという東京学館浦安さんと組ませて貰っているのですが、この日は駒沢球場を取りたいと思っていて、半年前に行われる抽選が大事な勝負です(苦笑い)。ウチは、グラウンドが狭いし、しかも平日の練習は他の部との併用ですから、連係プレーの練習などはほとんどできていません。それに、ランダウンプレーもなかなかやれませんから、こうした球場でしっかりとやっていかれることはとても大事です」と、8時半から午後4時半まで借りられている使用時間をフルに使うつもりである。だから、2試合こなして、さらに時間が余れば、その時間は主に外野の中継プレーやきわどい打球処理の練習なども、貪欲にこなしていくという考えである。

「実際、春の大会などは、ランダウンプレーや中継プレーのミスで崩れていくことがよくありますから…。そこから、こうした場で少しずつ経験を積んでいくということになっていって、慣れていかなくてはいけません」と言う。

 ことに、今年の雪谷は、「打撃に関しては、ある程度の自信はあります。平日はバックネットへ向けて打ち込んでいくフリー打撃など個人中心メニューみたいな練習が中心ですから、それをきちんとやっていくことで、個人の技術はある程度上がっていきます。だから、打つ、投げるという技術面は上がっていってはいます。ただ、野球はそれだけではありませんからね」と、いわゆる組織プレーの大事さを感じており、その向上がチーム自体の力も上げていくことができると考えている。

 この日の試合でも、メインメンバーで戦った1試合目は雪谷打線が5回に爆発。4番でエースの渡邊 顕人投手(3年)の右中間三塁打や5番森田の本塁打などで一気に5点を奪い逆転。ここぞというところのチャンスに打線が爆発する力があるところを示した。

 そして投手は、渡邊が5イニングで3失点。さらに2年生の御園 拓摩投手が繋ぎ、遊撃手からマウンドに登った長谷川 大和(3年)がしっかりと試合をまとめた。長谷川は、春季大会では背番号2で捕手として登録されていたが、身体能力が高く、多くのポジションを無難にこなすことのできるマルチタイプの選手の要である。

 こうして、この日も雪谷は打撃好調ぶりを示した。