後半勝負が光った花巻東。逆転勝利で国学院久我山を下し大会初勝利!



ホームランを放った花巻東・佐々木麟太郎

 2年ぶりの開催となった第52回明治神宮野球大会。開幕戦は東京代表の國學院久我山と東北代表の花巻東の一戦となった。

 強豪を次々と倒した國學院久我山。高校通算47本塁打の佐々木 麟太郎擁し、多彩な攻めを見せる花巻東に対してどんな試合運びを見せるかが焦点となった。

 2対3で1点ビハインドの花巻東は7回裏、3番佐々木 麟太郎の中犠飛で追いつくと、4番田代 旭の適時打で勝ち越し。さらに5番小澤 修、6番千葉 柚樹の連続適時打で6対3と突き放しに成功した。

 まず佐々木には大会第1号ソロ本塁打、犠牲フライ2本と3点を入れられた。佐々木の勝負を避ける選択肢もあったが、國學院久我山サイドは勝負を選択。失点は覚悟の上、それでも投手陣の成長を信じ送り込んだ。

 國學院久我山の尾崎監督は、「佐々木君はいい打者なので覚悟していた。対戦ができたことが収穫なので、こういった打者を抑えられるようなボールの切れとかを覚えて。抑えられるようにしていきたいですね」と振り返った。

 逆転勝利を収めた花巻東だが、快勝という形ではない。失策で勝ち越し点を許し、佐々木監督からも「流れが悪かった」と振り返る。

 幸いだったのは花巻東は後攻だったこと。後半勝負に切り替えた。

「後攻でしたので、8回、9回で逆転しようと。タイムリーが続いて、打線がつながった。大会前は打線が不調でしたが、頑張った」

 逆転を実行した選手たちをたたえた。だが、佐々木監督は守備を課題に掲げたように、2回戦の22日の高知戦まで課題を消化し、一戦に臨む。