侍ジャパン大学代表候補、紅白戦2試合を通じ大いにアピール!



侍ジャパン大学代表候補合宿紅白戦午前の部で4回表一死一・二塁から右中間2点二塁打を放った山田健太(立教大3年・内野手・大阪桐蔭)

 12月4日(土)に愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで非公開にて行われた「侍ジャパン大学代表候補合宿第2日」。この日は午前7イニング・午後6イニングの紅白戦がメインメニューとなった。

 「今日は打線に元気があった」と試合後に総評した侍ジャパン大学代表・大久保 哲也監督が特に目立った選手としてあげたのは左打者では共に2試合で3安打を放った早稲田大・蛭間 拓哉外野手(3年=浦和学院)と中京大・澤井 廉外野手(3年=中京大中京)。右打者ではいずれもマルチ安打をマークした立教大・山田 健太内野手(3年=大阪桐蔭)と法政大・齊藤 大輝内野手(3年=横浜)。

 その中で蛭間は「センター返しを意識して」レフトに1本、ライト方向に2本の安打。「長打力が持ち味と思っている」澤井はセンターフェンス直撃の一打。山田は4回表一死一・二塁から「欲を出さずに」逆らわず右中間方向への2点二塁打と、それぞれが自分の特長を把握した上で試合にアジャストしてみせた。

 対する投手陣で指揮官の目を引いたのは富士大・金村 尚真投手(3年=岡山学芸館)と中京学院大・赤塚 健利投手(2年=中京)の両右腕だった。
 金村は「自分の持ち味だと思っている」最速146キロ・140キロ中盤で球速が安定したストレートで押し紅組先発として2回を完全・2奪三振。甲子園での活躍も記憶に新しい最速151キロの赤塚は最速146キロをマークしたストレートに加え、195センチ102キロの巨漢を活かすべく「大学でマスターした」フォーク系のツーシームを要所で使い、2回完全4奪三振と圧巻の内容を示した。

 その他にも右サイドからこの日マークした144キロ(最速は150キロ)以上に伸びのあるストレートと、カットボールとチェンジアップを交えながら相手を翻弄した名城大・松本 凌人投手(2年=神戸国際大附)や、2回裏には7秒34で到達する右翼線二塁打、次の打席では盗塁も決めた立教大・道原 慧外野手(3年=駒大苫小牧)など、それぞれの選手が高いモチベーションと意識を持って取り組んでいた13イニング。

 来年7月開催予定のハーレムベースボールウィーク・侍ジャパン大学代表への争いは、2022年大学球界、さらにドラフト戦線への好材料となりそうだ。

(記事:寺下 友徳