聖カタリナ学園「センバツでの苦み」を活かし逆転快勝!



センバツ東海大菅生戦以来となる公式戦マウンドで3番手4回を最速144キロ無失点に封じた聖カタリナ学園・櫻井 頼之介(3年)

 まずは敗れた英明について触れていきたい。投手陣の乱れは痛かったものの、序盤に聖カタリナ学園先発の最速139キロ右腕・仲田 隆晟(3年・右投右打・184センチ74キロ・ニュー・ヤンキース<硬式無所属・大阪>出身)から4点を奪った打棒は見事。特に2本の二塁打を放った1番・逢澤 杏哉(中堅手・右投右打・175センチ80キロ・呉中央リトルシニア<広島>出身)のパンチ力は四国地区2年生を見渡しても3本の指に入るもの。「いい勉強になった」(香川 純平監督)センバツ出場校との対戦を経て、第1シードで迎える選手権香川大会では、よりスケールアップした姿を見せてもらいたい。

 しかしながら、試合全体を通じてみれば聖カタリナ学園がセンバツ出場校の貫禄を見せつけた格好。特に目を引いたのはセンバツから大きく打順を入れ替えつつも「チームとしてセンバツ後に近い距離からのティーバッティングに取り組んできて」2長打3打点の7番・上田 将史(3年・二塁手・右投右打・170センチ65キロ・松山中央ボーイズ出身)をはじめ15安打中・実に8本を長打につなげたスイングの強さであった。

 聖カタリナ学園はディフェンス面でも尻上がりの内容を披露。試合後には「狙ったところに行っていなかった」と言いつつも左翼手・三塁手を経由した3番手マウンドで最速144キロ・4回を投げて53球2安打2四球2奪三振と貫録の投球を見せたエース・櫻井 頼之介(3年・右投右打・170センチ58キロ・尼崎ボーイズ<兵庫>出身)に加え、「8番・一塁手」先発から2番手で登板した堀越 瑠雄(3年・右投右打・170センチ75キロ松山城西ボーイズ出身)も、2番手で3回を投げ2安打・4四死球を与えながらも最速138キロのストレートで押して無失点。「夏を見据えて総力戦で戦う」(越智 良平監督)期待に応えた。

 「センバツの苦み」を活かし、夏こそは全国1勝へ。聖地では東海大菅生(東京)に善戦しながらも「あと1点」が遠かった彼らの目標達成への道のりは、この四国大会からすでに始まっている。

(取材=寺下 友徳

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