26回43奪三振、防御率0.00。石田隼都(東海大相模)はなぜ打てないのか?



石田隼都(東海大相模)

 息詰まる投手戦を制したのは東海大相模だった。

 初回、今大会初先発の天理仲川 一平から東海大相模2番・綛田 小瑛が出塁すると、二死から4番・柴田 疾のタイムリーで東海大相模が先制した。そこから投手戦の様相となったが、エース・石田 隼都の力投で東海大相模が1点リードのまま終盤へ。

 すると9回、7番・佐藤 優真のヒットからチャンスをつかむと、二死三塁から相手バッテリーのミスでダメ押しの1点を加えた東海大相模。最後は石田が天理を三者凡退に締めて試合終了。2対0で天理を下した。

 この一戦は東海大相模石田 隼都の好投に尽きるのではないだろうか。
9回 打者30人 球数122球
被安打3 奪三振15 与四死球0 失点0

 この試合だけではなく、今大会を4試合の登板を通じてて与えた四死球は僅か1つ。大会期間を通じて抜群の安定感が光り続けている。この好投手を攻略するために、天理でも対策は講じてきた。

 昨日の休養日では打撃練習の際にマシンの設定を速めにして、速球対策をしてきた。また試合中には、各打者が打席の中では後ろに立ち、出来るだけ長くボールを見えるようにしてきた。それでも石田から放ったヒットは3本だけ。実際に対戦して天理のバッター陣は何を感じたのか。

 「ボールも良いですが、気持ちもぶつけてくる。またチェンジアップが前の試合で良かった分、頭の中でちらつきましたし、スピード表示以上のボールの良さを感じました。」(瀬 千皓

 「フォーム自体がボールが見えにくいんですが、真っすぐはスピードと切れが良い。変化球も切れがあって、途中で消えるような感覚がありました」(内山 陽斗

 想像以上のキレに苦戦を強いられた天理ナインだが、投げていた石田自体は、天理戦の投球をどのように感じているのか。
 「今日は力みなくしっかりと腕を振って投げきれましたし、真っすぐをコースにコントロール良く投げられたと思います。特に、右打者に関してはインコースに真っすぐ、それと自信を持っているチェンジアップをしっかりと投げられたのは良かったと思います」

 またこの日はチェンジアップを有効にするためにも、「インコースに真っすぐを投げ込むことを序盤から意識しました」とのこと。今大会通じて見せてきた強気な投球が立ち上がりから見せられたことが変化球を活かし、そして天理打線を圧倒できたと言ってもいいだろう。

 そして、今大会通じて与四死球1つと言う制球力に関しては、「四球はチームの流れを悪くするので無くすことは心がけているので、3ボールにすることも少なくできました」とコメント。さらに奪三振の多さについてもこのように分析する。
 「追い込んでからの低めの変化、外へのストレートが決まっているのが大きいと思います」