2020年10月25日 四日市霞ケ浦球場

県立岐阜商vs東邦

2020年秋の大会 第73回秋季東海地区高等学校野球大会 2回戦
印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

県岐阜商がじわじわと加点して東邦を突き放して8回コールド勝ち



7回の県岐阜商、加納君が3点目のホームイン

 前日の1回戦では、苦しみながらも加藤学園に逆転勝ちで進出してきた東邦。前評判の高い岐阜県1位の県立岐阜商にどういう戦いを挑んでいくのか注目された。

 県立岐阜商は昨秋に続いての出場となったが、準優勝した前チームからの経験あるメンバーも多く残っている。そういう意味では、経験値も大きいと言えようか。

 県立岐阜商は初回、先頭の中西君が右線へ三塁打するとその後は東邦の知崎君の踏ん張りで2者連続三振となったが、4番高木君がしぶとく一二塁間を破って帰した。鍛治舎巧監督も、「あれはいい形の1点だった。あそこで結局打てないで無得点になるとずるずると行く可能性もあった」と、まずは先制したことを評価した。

 その後は、県立岐阜商としてもいくらか攻めきれないというところもあったようだが、5回に死球の湊君を一塁に置いて、1番中西君が今度は左中間に二塁打して帰した。中西君は初回のチャンスメーカーに続いて今度はタイムリー打と活躍した。

 さらに7回には四球と7番山本君の右越二塁打で二三塁として、犠飛と2番宇佐美君の二塁打で追加点を奪った。こうして、じわじわと東邦を離していくのだが、8回には失策や捕逸もあって、最後は満塁でこの日当たりまくっていた中西君の4本目の安打で7点目を奪ってコールドゲームとした。

 野崎君は結果的には完封ということになったが、「決して調子がよかったというものではなかった」というように、3者凡退は立ち上がりの初回のみ。4回には、無死から3連打を浴びるなどしたが、牽制球で走者を刺すなどで何とか凌いでいた。鍛治舎監督も、「野崎は、悪いなりにもよく我慢して投げたということでしょう。気持ちが充実しているので、何とか投げられたのでしょう」と見ていたが、ピンチの凌ぎ方と冷静さは、やはり経験値の大きさもあると言っていいであろう。

 前半は食いついていたが、じわじわと離されていった東邦。山田祐輔監督は、「知崎にすべてを託していたので、仕方がないですね。向こうの打撃が1枚上だったということでしょう」ときっぱりと負けを認めていた。そして、「負けるときは守備のミスやバントで送れないというようなミスがあります。それが出てしまうとこういうことになっていきますね」と、結果を受け止めていた。

 そして、ポイントとしてはやはり4回、1番三浦君から金森君、内田君と3連打していながらも1点も奪えなかったというところだったと認めた。また、山田監督自身も、初めての大舞台となって、そこでの采配や動き方なども、体験したことで改めて伝統校を率いていくことに身を引き締めていた。

(取材・写真=手束 仁

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
2年連続東海大会準V!県立岐阜商のこの秋の戦いを振り返る 【ニュース - 高校野球関連】
中京大中京vs県立岐阜商【2020年秋の大会 第73回秋季東海地区高等学校野球大会】
【東海大会】中京大中京がサヨナラV!2年連続11回目の優勝!<11月1日の結果・トーナメント表> 【ニュース - 高校野球関連】
第280回 北海道の速球王など2021年度注目の高校生投手リスト32名【東日本編】【ドラフト特集コラム】
第1100回 東都三部に潜む153キロ右腕・近久輝(東農大)の成長の原点は高校時代のコーチがあったから【後編】 【2020年インタビュー】
第1099回 藤嶋の陰に隠れて、プロ注目の153キロ右腕となった近久輝(東農大)。劣等感を抱えていた東邦時代【前編】 【2020年インタビュー】
中京大中京vs海星【2020年秋の大会 第73回秋季東海地区高等学校野球大会】
東邦vs加藤学園【2020年秋の大会 第73回秋季東海地区高等学校野球大会】
海星vs常葉大菊川【2020年秋の大会 第73回秋季東海地区高等学校野球大会】
第1020回 今年の東海大会は中京大中京、県岐阜商、藤枝明誠が中心か?各校、戦力が充実【大会展望・総括コラム】
東邦vs春日丘【愛知県 2020年秋の大会 第73回愛知県高校野球選手権大会】
第137回 福原、畔柳、藤森…2018年U-15代表のコーチが語る逸材たちの素顔【東日本編】【高校野球コラム】
第132回 最速144キロの速球、135キロのカットボール。高速変化球を操る森大河(県立岐阜商)が追求してきた高校3年間【高校野球コラム】
第6回 愛知県注目の公立高校!愛知私学4強にも負けない魅力があった!【愛知の高校野球】
第1124回 最速142キロの野球小僧がスーパー中学生と呼ばれるまで 山田陽翔(大津瀬田ボーイズ)【前編】 【2020年インタビュー】
第1073回 岐阜を代表する二刀流・元 謙太(中京学院大中京)。来季は同世代の投手に負けないピッチングを目指す! 【2019年インタビュー】
第1040回 プロで活躍する歴代のU-18代表の4番打者に続くスラッガーへ 石川昂弥(東邦)【後編】 【2019年インタビュー】
2018年春の大会 第65回春季東海地区高等学校野球大会
2017年春の大会 第64回春季東海地区高等学校野球大会
2016年春の大会 第63回春季東海地区高等学校野球大会
県立岐阜商 【高校別データ】
東邦 【高校別データ】
第73回 秋季東海地区高等学校野球大会 【大会別データ】

応援メッセージを投稿する

試合記事トップに戻る サイトトップに戻る