智辯学園が大阪桐蔭を破り、9年ぶりに近畿の頂点に立つ



マウンド上で喜ぶ智辯学園の選手たち

 智辯学園大阪桐蔭を下し、9年ぶり2度目の優勝を飾った。

 智辯学園は立ち上がりから攻勢をかける。1回表に二死二、三塁のチャンスを作ると、5番・三垣 飛馬(2年)がレフトに2点適時二塁打を放ち、先制点を挙げる。さらに3回表に4番・山下 陽輔(2年)のソロ本塁打で1点を加えた。

 対する大阪桐蔭も3回裏に二死二塁から3番・宮下 隼輔(2年)の適時二塁打で1点を返すと、4回裏には5番・前田 健伸(2年)がライトポール際にソロ本塁打を放ち、1点差に迫った。

 これで大阪桐蔭に流れが傾いたと思われたが、智辯学園は譲らない。5回表に三垣の中前適時打で1点を加えると、6回にも8番・安藤 壮央(2年)の中犠飛で追加点を挙げる。さらに7回には3番・前川 右京(2年)が高校通算29本目となるライトへのソロ本塁打を放ち、大阪桐蔭を突き放した。

 今大会3度目の先発を任された西村 王雅(2年)は「無駄なランナーを出さなかった」と安定した投球を披露。これまでは四死球絡みで崩れることがあったが、この日は2四球と制球を乱す場面が見られなかった。最後まで流れを手放さなかった智辯学園が7対3で勝利し、近畿の頂点に立った。

智辯学園の小坂将商監督は就任してから大阪桐蔭に初めて勝利した。これまで5連敗を喫していたこともあり、試合前には「6回目なので、何とか勝たせてほしい」と選手たちに語りかけたという。

 「選手たちがよくやってくれたと思います。打つべき人間が打って、投げるべき人間がしっかり投げてくれました」と話した小坂監督。エースの西村やクリーンアップの前川、山下など昨年からチームの中心選手として活躍してきた2年生がしっかりと役割を果たしたことが打倒・大阪桐蔭に繋がった。

 経験豊富な投打の柱がいる智辯学園は来春の甲子園でも活躍が期待される。5年ぶりの全国制覇となるだろうか。

(取材=馬場 遼)