強打の花咲徳栄の秋敗退後からさらにパワーアップ。そして投打で楽しみな新戦力が



先発の高安悠斗(花咲徳栄)

 秋準々決勝敗退の花咲徳栄。それでも関東地区の学校ではトップレベルの戦力層をもったチームであることは間違いない。

 聖光学院を破り、県大会優勝を収めた東日本国際大昌平にも圧倒した。

 1回表、一死一、二塁から4番・冨田 隼吾の内野ゴロの間に1点を先制。さらに3回表には1番川腰瑠一、2番飛川 征陽、3番浜岡 陸、4番冨田の4連打や相手のミスで一気に4点を追加。

 その後も打線がつながり、8対0で勝利した。

 9月の秋季大会準々決勝では細田学園に敗退。この試合でミートポイントのずれが課題となった。最短距離でなおかつ強いスイングができるメカニズムを求める花咲徳栄。選手たちにしっかりと意図を理解させ、正しい形を覚えるために、大会後は打撃練習に時間を割いて練習を重ねてきた。たとえば平日の練習では、守備練習を行わず、ひたすら投手が投げるフリー打撃を行い、18時過ぎまで行い、夕食の後、寮生は20時から22時まで打撃練習と、量を重ね、体で覚えるきた。大会後から主将に就任した浜岡は「まだ完全な形ではないのですが、少しずつ自分の形になってきています」と手ごたえをつかんでいる。

 また最速143キロ右腕・高安 悠斗堀越 啓太、144キロ右腕・松田 和真が登板。高安は5回無失点。堀越は3回無失点、松田は1回無失点。高安、堀越が138キロ、松田は136キロを計測した。この3投手、ストレートも標準以上の球速があるだけではなく、120キロ台を超える変化球も精度が高いこと。

 強豪校クラスになると140キロ台を投げる投手はどんどん出てくるが、いわゆるボールの切れは格段に違う。関東大会に出場した投手と負けていないといえる。ただ花咲徳栄の投手陣が求めるのは、他校の追随を許さない圧倒的な球速、変化球の精度であり。登板した3人は「全然まだまだです」と語る。