2年生左腕・永野司から作ったリズムに乗った倉敷商が仙台育英を下す!



永野司 ※2019年11月16日の神宮大会より

 15日最後の試合は倉敷商仙台育英の一戦。倉敷商は中国地区、仙台育英は東北地区を昨秋制して神宮大会にともに出場している実力校同士。試合は序盤までスコアボードに0が並ぶ拮抗したゲーム展開だった。

 4回に先攻の仙台育英は6番・向坂 優太郎のタイムリー。倉敷商は二死から5番・田村幸哉のタイムリーで互いに点数を取り合った。

 しかし5回から両チームの差が出てきた。

 後攻の倉敷商は一死満塁から3番・浅野大器が押し出しの四球を選び勝ち越し。2対1と仙台育英から一歩リードする。さらに4回途中からマウンドに上がっていた倉敷商のエース・永野 司の好投からリズムを作り、5回にも1点を追加する。

 こうすると倉敷商の勢いが止まらず6回には8番・永野のタイムリーで3対1。そして7回には7番・田村のタイムリーなどで6対1。一気に試合を決定づけた倉敷商が6対1で仙台育英を下した。

 仙台育英は昨秋の神宮大会で天理に敗退。しかし、チーム打率.381をはじめとした高い能力を持った選手が残っている。そんな仙台育英打線を封じたのが2番手の永野だ。

 足を高く上げてから勢い良くボールを投げ込んでいくサウスポー。スリークォーター気味の腕の高さからはストレートとスライダーを効果的に混ぜ込んでいく。

 同じく2年生で注目選手の仙台育英笹倉 世凪は「テンポが早かったことに加えて外角にボールがしっかり来ていた」と永野の投球を語る。

 これからの1年間が楽しみな投手だが、永野は「身体の大きさなどは劣っているので、そこを補って選抜に出られるように頑張りたいです」と聖地へ戻ってくることを誓った。

(取材=田中 裕毅)