2020年03月02日 鴨池市民球場

慶応大vs第一工業大、鹿児島国際大

2020年 大学野球練習試合(交流試合)・春 練習試合
印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

鹿児島発 球道夢限 政純一郎

慶応大が初の鹿児島合宿 野球を知り、実戦経験積み、立ち位置を知る



挨拶をする慶應義塾大と鹿児島国際大の選手たち

【熱戦の模様をギャラリーでチェック!】

 慶応大が2月21日から鹿児島市の鴨池市民球場などで合宿を行っている。通常、春の県外合宿はトップチームのみで、今年は4年に1度のアメリカ遠征に出かけている。今回、初の鹿児島合宿に参加しているのは2軍メンバーの約80人。「環境を変えて、実戦経験を積み、チームの底上げを図る」(上田誠コーチ)のが狙いだ。

 慶応大は昨秋の東京六大学リーグを制し、明治神宮大会で優勝し秋の日本一を成し遂げた。これまでトップチームが遠征している間、2軍メンバーは地元・横浜での練習だったが「環境を変えたことで新鮮な感覚で野球に取り組めている。このモチベーションを横浜でも継続できたら」(赤松尚範マネジャー・4年、都立小山台)と大いなる収穫があった様子だ。

 21日から3月1日までは市民球場、雨天時は鴨池ドームでの練習。今回の合宿では「野球を知る」「実戦経験を積む」「自分の立ち位置を知る」(長門功学生コーチ・4年、札幌第一)ことの3つをテーマに掲げる。日頃は100人を超える大所帯で1つのグラウンドで練習していると2軍メンバーは実戦を経験する機会がほとんどない。鹿児島合宿では晴天時にグラウンドが使える際は紅白戦を中心にメニューを組んだ。鹿児島にやってきて10日余り。「横浜にいると野球以外のことを何かと考えなければならないけれど、午前も午後も野球の練習、夜もミーティング、野球のことだけに集中できて自分と向き合う時間ができた」ことをチームリーダーの水上海斗(4年、山手学院)は一番の収穫に挙げていた。



上田誠コーチ

 2日は第一工大、鹿児島国際大と地元チームとのオープン戦で今合宿初の対外試合だった。第一工大戦は5回に3番・小川慶太(3年、浜松西)、6回に新美貫太(3年、慶應義塾)が3ランを放つなど7対0で完封勝ち、鹿児島国際大戦は3対3の引き分けだった。

 攻撃に関してはバントなどのつなぎは意識せず「思い切り振る」(上田コーチ)ことがテーマ。残塁も多かった中で掲げたテーマに関しては「しっかりできていた」と感じた。「意識を高く試合に臨んで、トップチームに上げたいと思える選手が何人か見つかった」と上田コーチは言う。投手陣は細かいイニングで継投したが「ストライクをしっかりとって投げることができていた」(長門コーチ)のが収穫だった。貴重な実戦経験の中で「相手の捕手の配給を読み、狙い球を絞ることがチームで徹底できていた」ことを水上は収穫に挙げていた。

 対戦した地元チームにとっても全国クラスの強豪との対戦は得るものが多かった。「二走が積極的にホームを狙う走塁など細かいプレーが徹底されていた。良い勉強になった」と6番、センターでフル出場した鹿児島国際大の町平晃基(4年、与論)は言う。鹿児島国際大の仁礼尚人(2年、徳之島)は6、7回の2イニングを投げた。6回は三者凡退で抑えたが、7回は先頭から3連打を浴び、3番・森野壮眞(3年、慶應義塾)、4番・文元 洸成(2年、智辯和歌山)には「決まった」と思ったスライダーを痛打され「格の違いを感じた」。なおもピンチは続いたが、後続を断ちそれ以上の失点を許さなかった。「制球は甘かったが、直球で空振りがとれて少しは通用した」と手応えも感じた様子だった。

(取材・写真=政 純一郎

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
神宮大会王者の慶応義塾大に訪問!単純な練習からでも見えた意識の高さ 【ニュース - 高校野球関連】
ドラフト候補集団・慶応大。今年は木澤、関根、佐藤、瀬戸西の4人に注目 【ニュース - 高校野球関連】

応援メッセージを投稿する

試合記事トップに戻る サイトトップに戻る