2019年11月15日 明治神宮野球場

東海大札幌キャンパスvs大阪商大

2019年 第五十回記念 明治神宮野球大会 大学の部 1回戦
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中日ドラゴンズ2位指名の左腕・橋本侑樹(大商大)太

 「今日はブルペンから様子が違っていました。1年から投げてくれて、僕の中ではドラフトだったんですけどね」

 試合後、大阪商大の富山陽一監督は先発の大西 広樹について悔しそうな表情を浮かべて語った。
 11月15日に行われた明治神宮大会大学の部1回戦は、東海大北海道キャンパスと大阪商大が激突。ドラフト指名を受けた選手3人を擁する大阪商大だったが、東海大札幌キャンパスの高沼拓海の前に完封負けを喫した。

 大阪商大の先発・大西は、初回からボールが高めに浮いていた。力のある真っ直ぐと縦に割れるスライダーが持ち味の大西だが、初回から痛打される場面が目立つ。
大西には「1点取られたら代える」と事前に伝えていたという富山監督。初回に先制点を許すと、2回に無死一、二塁となったタイミングで交代を告げる。 ドラフト会議では、東京ヤクルトスワローズに4位指名を受けて、「プロ野球選手」としての意地を見せたいところだったが、無念の降板となった。

 そして、そんな大西からマウンドを引き継いだのは中日ドラゴンズ2位指名の左腕・橋本 侑樹
140キロ台後半のストレートと、ブレーキの効いたスライダーが魅力の投手で、この橋本の好投があったからこそ序盤に試合が崩れることはなかった。低めのストレートは非常に伸びがあり、勝負所で決まる140キロ台後半の真っ直ぐで東海大札幌キャンパス打線は沈黙。 7回に痛恨の追加点こそ許したが、「さすがプロ」と思わせる投球はみせた。



4安打完封勝利を挙げた高沼拓海(東海大北海道キャンパス)

 だが、そんなドラフト指名投手の2人のお株を奪うような投球を見せたのが、東海大札幌キャンパスの左腕・高沼拓海だった。
 左横手からが130キロ台後半の直球にスライダー、ツーシームを投げ込む高沼。序盤から大阪商大打線を面白いように打ち取っていき、スコアボードに「0」を並べていく。
 高沼は最後まで崩れることなく投げ抜き、終わってみれば4安打完封。プロ指名投手2人に投げ勝ち、1回戦突破を決めた。

 実は高沼は、横手投げへ転向したのはちょうど一年前の3年秋。元々は上手投げだったが、捕手の勧めて何気なく試したサイドハンドが見事にはまった。今春のリーグ戦では3勝、秋のリーグ戦では5勝と急成長をみへ、今大会で初完封も記録した。

 「それまでは、リーグ戦も1試合しか登板がなくて、完封も初めてです。高校時代も完封したか覚えてないくらいくらいです」

 打っては東海大相模出身の5番・赤尾光祐が2打点の活躍で、2対0と完封勝利で1回戦を突破。
高沼が「やるからには日本一を目指す」と力強く語ったように、東海大札幌キャンパスがここから快進撃を見せるか注目だ。

(文=栗崎 祐太朗)

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