明徳義塾2年ぶり10度目の大会V、神宮大会で「あの一戦」以来の星稜戦激突へ!



全4試合30回を無四球で投げ切った明徳義塾・新地智也(2年)

 明徳義塾が2002年の各県3校出場制導入以来初となる「県3位校からの秋季四国大会優勝」を達成した。2年ぶり10度目のVを目指す明徳義塾と、18年ぶり4回目の優勝へ王手をかけた尽誠学園との一戦は、終始明徳義塾が主導権を握る展開に。

 3回裏には二死二塁から3番・鈴木 大照(2年主将・捕手・右投右打・170センチ68キロ・河南リトルシニア<大阪>出身)が左前に先制適時打を放つと、「初球から思い切って振ろうと思った」4番・元屋敷 大誠(2年・左翼手・右投右打・179センチ83キロ・御浜町立阿田和中<三重>出身)が初球ストレートを振り抜き、左翼場外へと一直線に消える推定125メートル弾。大会第7号・自身高校通算8本目となる2ランで有利に試合を展開した。

 なおも明徳義塾は大会通算13打点目となる5番・新澤 颯真(2年・一塁手・右投左打・177センチ75キロ・橿原ボーイズ<奈良>出身)の2安打3打点などで計12安打8得点を奪うと、左腕・新地 智也も4試合30イニングを無四球という見事な制球力で尽誠学園の反撃を7回表二死二・三塁から同校OB・谷 佳知(元オリックス・バファローズなど)の甥となる9番・福島 武颯士(2年・左翼手・右投右打・172センチ69キロ・東大阪布施ボーイズ<大阪>出身)が「佳知さんの積極性を子どものころから見習って」鋭く放った右前適時打のみの8安打4奪三振1失点。わずか99球・試合時間1時間58分で徳島・高知・ 香川県の1位校を打ち破る下克上を成し遂げた。

 なお、優勝した明徳義塾は11月15日(金)13時30分から東京都新宿区にある明治神宮野球場で開催される「第50回記念明治神宮野球大会(高校の部)」1回戦で北信越地区代表として2年連続8回目の出場となる星稜(石川)と対戦。星稜との公式戦対戦は、1992年8月16日・第74回全国高等学校野球選手権2回戦における「松井 秀喜(後にMLBニューヨーク・ヤンキースなど)5敬遠」以来。

 「今年の星稜はいいチームと聞いているので、冬への課題を出すためにもいい相手。対戦するのが楽しみ」と指揮官がつぶやけば、2017年3月の「文部科学大臣杯第8回全日本少年春季軟式野球大会」準決勝で明徳義塾中の選手として星稜内山 壮真(2年・捕手)が主将を務めていた星稜中と対戦(2対6で敗戦)した1番・奥野 翔琉(2年・中堅手・右投左打・174センチ65キロ)ら選手たちからも「楽しみ」の声が続々。彼らは26年ぶりの再戦から市川 悠太(東京ヤクルトスワローズ)を絶対的な軸に2回目の明治神宮大会制覇を果たした2年前の再来と、すでに2年ぶり19回目の出場をほほぼ確実なものとしているセンバツ初制覇へのファーストレッスンに入っていく。

(文=寺下 友徳

■開催期間:2019年10月26日~11月3日
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