「今度は絶対に勝って神宮大会に」明豊が大分商を破り優勝



勝利した明豊

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 第145回(令和元年度秋季)九州地区高校野球大会は25日、みどりの森県営球場で決勝が行われ、明豊が13対5で大分商を破り、秋の九州大会では12年ぶり2回目の優勝を果たした。

 明豊は1回に4番・狭間 大暉一塁手(2年)の2点タイムリーで先制すると、3回に3点を追加。さらに4回には2番・為藤 隆心外野手(2年)の3ランと、3番・布施 心海外野手(2年)のソロ本塁打でリードを広げ、試合を優位に進めた。投げては、エースの若杉 晟汰投手(2年)は登板しなかったものの、3投手のリレーで大分商を5点に抑えた。

 明豊は11月15日に開幕する明治神宮野球大会に九州地区代表として出場する。

明豊・川崎絢平監督のインタビュー

 生徒たちが、今持てる力を発揮してくれて、どん欲に野球に取り組んでくれたおかげかなと思っています。
大分商には夏の準決勝で敗れてスタートした。もう一度負けるわけにはいかない。何がなんでも勝とうと試合に臨みました。
前半から積極的にバットを振りにいってくれて、大きいのを狙わずに低いの低いのということで、大事なところでしっかりとしたスイングで大きいのが出たので、みんなのつなぐ意識が良かったのかなと思います。

 この大会を通じて打撃に関しては好調をキープしていましたので、最後まで良い状態でゲームに入れたと思います。あきらめない。最後まで。自分たちの力を信じてという団結力が良かったと思います。

 神宮大会は良いチームばかりなので楽しみにしていますし、今の力がどれくらい通用するか。また、冬の練習に良い教材を持って帰れるように、勝ちにこだわってやっていきたいです。

明豊・若杉晟汰主将のインタビュー

 神宮大会に行くのが目標だったので、ここで負けてられないので、絶対に勝つぞとみんなに言っていました。やってくれると信じていたので、やってくれたので本当に良かったです。
今大会は、負けていたり、逆転されても、冷静に取り返す、負けない気持ちが全員から伝わってきたので良かったです。
自分自身も踏ん張って投げられるようになった。
神宮ではチームに貢献できるような投球をして、優勝する気で、全員が一つになって勝っていきたいです。

勝負のポイント

 明豊京本 眞(1年)。大分商渡辺 幹太(1年)。ともに九州大会初登板の投手が先発で起用された。こういう時こそ大事なのは、ゲームの主導権をどう握るか。あるいは、どうやって相手に渡さないか。

 流れを掴みやすいのは先攻の1回表の攻撃。結果からみれば、先攻の明豊が2点を先制したのが決勝点になった。
 ポイントは先制点につながるチャンス(ピンチ)の作り方。

 明豊の1番・中村 洸斗(2年)のファーストゴロを、この日は一塁で先発出場していた大分商のエース・川瀬 堅斗(2年)がお手玉。これが狭間の先制打までつながることになってしまった。4番打者でもある川瀬にとっては投げない時の一塁守備で課題が出たと言える試合だっただろう。

 逆にエース・若杉が野手としても出場しなかったしなかった明豊は無失策と守り抜いた。

 エースが登板しない試合で、どうすすめるか。継投が主流になる高校野球の今後を占う意味でも、大きな教材となる試合を見た気がした。

(文=松倉 雄太

■日程・結果   第145回 九州地区高等学校野球大会
■トーナメント表 10月25日更新
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■両チームの戦歴 明豊 創成館

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