進化が見られた東海大相模の2番・加藤響、4番西川 僚祐



2番・加藤響(東海大相模[)

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 東海大相模がいきなり前評判通りの強打を見せた。1回表、無死満塁から4番・西川 僚祐の2点適時二塁打をきっかけにその後、連打が続き、最後は2番加藤 響の3ランで9点目を入れる。その後も追加点を入れ、19安打14得点と7回コールド勝ちで準々決勝進出を決めた。

 

 初回にいきなり猛打を見せた東海大相模。その中で特によかったのが2番加藤響だ。第1打席は左前安打を放ち、第2打席は高めに浮いたストレートを逃さず、レフトスタンドへ。大きな3ランとなった。第3打席は若干、タイミングが合わなかったが、中前安打。第4打席はきっちりと犠打を決めた。さらに第5打席も痛烈な中前適時打を放ち、4打数4安打6打点の活躍。

 加藤は1年春からベンチ入りし、ショートとしてスタメン出場するなど期待が高かった選手。その後、セカンド、サードに回りながらも、一歩ずつ成長を見せている。

 加藤は大きな癖がなく、しっかりと自分の間合いで打てるのが魅力だ。

 今回の本塁打で高校通算27本塁打。これほどの打者が2番に控えているのだから恐ろしい。

 また4番西川も進化の跡が見える。第1打席は高めのストレートを振りぬき、レフトへあっという間に到達する適時二塁打。第2打席もセンターへ深々と打ち上げるフライを放ち、第3打席は高速のショートゴロ、第4打席は投手を強襲する中前適時打、第5打席も適時打を放つ。

 この試合の西川は我慢の様子が見られる。割るときの西川は左足を挙げた時、体が前傾して突っ込む癖が見られたが、この試合はそれを我慢しようとする動きが見られた。

 打球の速さは群を抜いており、金属バットを持つのは相手選手には危険すぎると思わせるぐらいものがあった。

 東海大相模の選手で紹介したいのが2番手の金城 龍輝(1年)。巨人コーチの金城龍彦氏の次男で、兄は3年の金城飛龍だ。金城弟は170センチ75キロと兄と同じくあまり上背はないが、がっしり体系で、地肩の強さが目につく好投手。常時130キロ~135キロのストレート、切れのあるスライダーを投げ込む。まだ高めに浮くことは多いが、1年生にしてはなかなかの力量を持った投手だろう。

 7回裏から登板した笠川 洋介(2年)もなかなかの好投手。しなやかな腕の振りから繰り出130キロ前半の速球、切れのあるスライダーを投げ込む好右腕だった。

 敗れた駿台甲府の好選手で紹介したいのが先発の大須賀 秀人(2年)。10失点を喫したが、179センチ79キロのがっしりとした体格から振り下ろす130キロ~135キロ前後のストレートは勢いがあり、110キロ前半のスライダーも低めに落ちれば東海大相模打線を打ち取ることができる。いずれは常時140キロ台を投げられる可能性を持った投手で、この経験を力に変えることができるか注目したい。

(文・=河嶋 宗一

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