2019年08月24日 千葉県立白井高校グラウンド

都立小岩vs 都立足立西vs 都立雪谷

2019年 練習試合(交流試合)・秋 練習試合
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「248親戚カップ」は雪谷が劇的サヨナラ本塁打で決着!



「来年もまた、やりましょう」と、3監督笑顔で握手

【熱戦の模様をギャラリーでチェック!】

 東京都の場合は9月に入ると早々に秋季大会の一次ブロック予選が始まる。そこへ向けて、新チームとしてはこれからの2週間が仕上げ期間ということになる。とは言うものの、新チームが誕生してまだ1カ月足らずである。完成度としては、まだまだ低いし手探りの状態というのがほとんどのチームで本音ではあろう。それでも、今やれる範囲の中でベストを尽くしていくために、秋季大会という最初の公式戦へ向けて何がどうなのかということをいろいろ試していくのも、この時期の練習試合である。

 8月に入ってすぐに、各チームは遠征合宿などで、チームの結束も高めてきている。都立小岩は福島県へ遠征し、都立足立西は新潟へ遠征し、都立雪谷は甲子園見学も含めた関西遠征を組んでいたという。そうした取り組みの成果を試すというのも今の時期である。

 高校野球というのは、数多くの練習試合をこなしていきながらチームを整備して作り上げていくのだが、どんな相手とどういうモチベーションで試合を組んで行くのかということも、実は大きな要素ではある。

 都立小岩の西悠介監督は、「今日は、公式戦モードで戦っていきますから、ミスが出たとしても試合中は怒鳴ったり怒ったりはしません」という気持ちで挑んだ。と言うのも、タイミング的にも。ちょうど2週間後には東京都一次ブロック予選が始まるのだが、西監督としては格別にこの日の試合に思い入れを込めている。

 この日のカードの誕生には深からぬ縁が絡んでいる。実は西悠介監督の家と、この日の対戦相手となっている都立雪谷都立足立西の双子の兄弟芝浩晃、芝英晃監督とは縁戚関係にあるということが分かったという。それは、数年前の葬儀で、両家の親族が出会って、話をした際に、「実は…」ということで、お互いの関係性が分かったということだ。それ以前から、東京都の高校野球指導者同士ということでお互い交流はあったのだが、そんな縁もあって一気に距離が近づいた。そして、「それならばせっかくだから、8に交流試合をやりませんか」ということになって、西と芝ということをなぞって「24(にし)」の日と「48(しば)」の日ということで、8月24日に「248親戚カップとして定期的に試合をしていきませんか」ということになったという。

 こんな縁で練習試合の日程が決まっていくところもまた、高校野球の面白いところといってもいいであろう。そして、西監督はこの日の試合に格別の意味を込めることで、選手たちのモチベーションを上げていく要素としている。

 それを受けるかのように都立足立西はエース格の野里君が先発。野里君はやや制球にバラつきはあるものの、ストレートは角度もあり威力があった。「球数がやや多くなってしまうのが課題」と芝英晃監督は言うが、終わってみたら10三振を奪っていた。初回は失策の走者を盗塁と内野ゴロで進められ、3回は四死球と暴投で失点したものの、中盤はきっちり3人で抑えることも多く好投だったと言っていいであろう。

 都立小岩は、相手失策に乗じて幸先よく先制したのだが、その裏二死走者なしから、今度は自分たちが何でもない内野ゴロの失策から崩れて暴投などもあって3失点。4回にも二死走者なしから四球と岩井君、関口君と中軸に連打されて2失点。さらに、都立足立西は6、7回にも都立小岩の藤本君、鎌田君を攻めて9点を奪った。

 双子の兄弟監対決となった都立雪谷都立足立西は、今年の春季都大会でもあった顔合わせである。その時は関係者の間でも話題になったが、都立雪谷が3対1で勝利した。その勢いでベスト16まで進んで夏のシード権も獲得した。

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