2019年08月30日 Dream BallparkⅡ

アメリカ代表vs南アフリカ代表

2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップ Bグループ リーグ戦
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

アメリカ版の藤原恭大、大城卓三!躍動でアメリカ代表が7回コールド勝ち!



ハッセル(アメリカ代表)

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 8月30日、4連覇中のアメリカ代表が初戦を迎えた。南アフリカ代表相手に、小刻みに点を追加し、11対0の7回コールド勝ちとなった。

 今年のアメリカ代表は大砲はいないが、中距離打者が非常に多い。

 さらに走塁意識も高く、俊足揃いの選手が多い。

 特に1番・ロバート・ハッセルの動きには目を奪われた。レベルスイングでボールをとらえた打球は鋭く、猛打賞を記録。ベースランニングも非常に速く、少しでも相手野手の動きに緩慢さが見られれば、猛然と次の塁へ突入する。二刀流もこなすロバート。今後の試合でも登板があるか楽しみだ。俊足巧打強肩の左投げ左打ちの外野手で、さらに端正な顔立ち。タイプ的にはアメリカ版の藤原 恭大(千葉ロッテ)だ。

 3安打3打点の活躍を見せた4番・タイラー・ソダーストームも鋭い打球を放っていた。スクエアスタンスでボールを手元まで呼び込んでレベルスイングで振りぬく打球は実に鋭い。この試合では指名打者として出場していたが、本来のポジションは捕手。

 2安打の活躍を見せた5番・ドリュー・ロモは攻守ともに優れたキャッチャーだった。スイッチヒッターのドリューは、左打席から快音を連発。軸足に重心を置いて、高速スイングで広角に長打が打てる。捕手としても高いフレーミング技術に加え、スローイングタイム1.9秒~2.00秒台の強肩も光る。この試合ではリードが大きかった南アフリカの一塁走者を逃さず、自慢の強肩で刺すプレーもあった。さらに俊足で、ベースランニングも軽快だ。足の速い大城卓三(巨人)だと捉えていただけるとありがたい。

 先発のカイル・ハリソンも6回途中まで無失点の好投。かつて阪神の中継ぎで活躍したジェフ・ウィリアムス(阪神)をイメージした左の好投手で、スリークォーターから投げ込む直球は常時138キロ~142キロを計測し、スライド気味に動くのが特徴。125キロ前後のスライダーもよかったが、この試合ではほぼ直球で南アフリカ代表を圧倒。5.1回を投げて、71球、被安打2、9奪三振、無失点と圧倒した。

 6回途中からマウンドに登ったのは、当初、レフトでスタメン出場していたAJ・ブコビック。193センチの長身から振り下ろす常時140キロ(最速142キロ)台のストレートは非常に威力があり、コントロールはアバウトでも、力で圧倒するものがあった。スラッガーとして注目されるブコビックはこの試合、無安打に終わり、不発だったが、この男も当たり始めると侍ジャパンU-18代表にとっては脅威だろう。

 やはり今年のアメリカ代表も怖いと感じさせる試合運びだった。

(文=河嶋 宗一

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