2019年08月24日 都内グラウンド

侍ジャパンU-18代表vs駒澤大(第2試合)

2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップ オープン戦
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

課題の左投手の対応が浮き彫りとなり、1点差の惜敗



熊田任洋(東邦)

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 先制したのは侍ジャパンU-18代表。まず1回表、一死満塁から5番遠藤 成の右前適時打で1点先制。さらに野選で2点目。しかし1回裏、先発・遠藤が3番新田 旬希(2年・市立呉)に適時打を打たれ、4番鵜飼 航丞(2年・中京大中京)に2ランホームランを打たれ、3失点。

 7回表、二死二塁から4番石川 昂弥(東邦)の右越え適時二塁打で同点に追いついたが、7回裏、3番手としてマウンドに登った石川が勝ち越しの二塁打を浴びて、3対4と勝ち越しを許す。

 その後、チャンスを作るもあと1本が出ず、逆転負け。オープン戦の勝敗は1勝1敗となった。

 1回表、2点を先制したまでの試合運びはよかったが、2回以降、無得点。日本打線の長年の課題である左腕投手の対応が課題となった試合となった。駒沢大の2番手左腕・塩田幸十郎(3年・千葉英和)の前に苦しんだ。135キロ~130キロ後半の速球、120キロ前半の切れのあるスライダー、カーブをコンビネーションにする好左腕。

 高校日本代表打線は塩田から打つことはできなかった。7回表、同点に追いつき、塩田に失点はついたものの、実質は打てていない。こういう好左腕からいかに甘く入ったボールを打ち返し、得点をもぎ取ることができるか。

 現段階では130キロ後半の速球を投げ込み、かつ変化球の精度が高い投手になると打ち返す打力はまだないこと。駒澤大の4番手・池内 優一(1年・済美)が投げ込む130キロ後半の速球、切れのあるスライダーを打ち返せずに終わった。

 その中で最も光っていたのが熊田 任洋東邦)だ。第1打席にいきなり左前安打を放ち、第2打席もストレートをとらえヒット性の二ゴロ。第4打席はストレートをとらえ右前安打を放ち、4打数2安打。第1試合の代打でのヒットを合わせると5打数3安打となった。熊田は対応力ならば、今年の代表選手では一番。どの投手でもタイミングをしっかりと合わせる能力は素晴らしいものがある。

 熊田は「自分の形を意識して打っています。それがうまくっています」と好調の要因を語る。年間通して、折れない木製バットを使って、打撃練習を行い、ミート力をつけてきた。夏の大会後から本格的に木製バットを使い、感触を調整してきた。

 「足も速い」と永田監督も評価するように9回表では四球から盗塁を仕掛けた。永田監督は「練習ではあまり目立っていなかったのですが、実戦向きの選手ですね」と内容を評価。高校日本代表の研修合宿で行われた研修合宿でも猛打賞を記録していた選手だった。さらに期待が高まる選手だ。

 4番・石川 昂弥東邦)も第1試合で左前安打、第2試合の4打席目で右越え二塁打を放った。石川は木製バットの練習をずっと続けてきたようにかなり違和感なく振れている。木製バットになると、突っ込み気味だった打撃フォームもだいぶ良化され、下半身を使って振りぬくフォームになっていた。さらに実戦を重ねていけば、ボールの見極めもよくなるので、さらに活躍が期待できるはずだ。

 ただ投手の練習はあまりしていないのか、最速128キロと、仕上がりは遅く、勝ち越し打を許してしまった。登板は限定的になりそうだ。

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応援メッセージ (1)

がんばってるなあかう 2019.08.26
選抜 夏 いつでもキッチリ役目をはたして流れを持ってこれる投手ですね 三振が獲れるようになりましたね あとはスタミナですね

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