中京学院大中京が元の満塁本塁打で逆転勝利!



元謙太(中京学院大中京)※提供=共同通信社

 またも中京学院大中京が逆転勝利を収めた。これで4試合連続の逆転勝利。186センチの大型右腕・元 謙太が好投が光った。

 左足をゆったりと上げて、真上から振り下ろすフォーム。力感がなく、柔らかい腕の振りが特長。常時130キロ前半~130キロ中盤(最速138キロ)のストレートは切れがあり、カーブ、スライダーを丁寧に投げ分ける。過去2試合の中では最も安定感があった。

 エース・不後 祐将とは寮が相部屋で、3回戦の東海大相模戦ではリリーフで投げたものの、途中降板して、不後がマウンドに登る形になっていたことに申し訳なさを感じていた。

 元にとってエース・不後は憧れの存在。入学から不後の元で学んできた。寮では元は不後にいろいろ相談しており、「不後さんはお兄さん的存在です」と語れば、不後も「弟みたいな奴ですね。かわいいやつです。いろいろ話しますよ」と語る。

 そんな元はこの試合では好打者揃いの作新学院相手にもコントロールに気を付けて、無失点に抑えていた。

 さらに初戦で猛打賞を打つなど打撃もよい元は、8回裏の無死満塁の逆転満塁本塁打。この満塁本塁打について元は「これは僕が打ったものではないです。3年生たちが打席に入る前、笑顔、笑顔といって声をかけくださって。最初は詰まったかなと思ったのですが、良い飛び方をしたので、入るかなと思いました」と振り返った。

 1年後には常時140キロ台も見えてくる期待の本格派の投球と進化が見逃せない。