2019年04月21日 鹿児島県立鴨池野球場

福岡大大濠vs球磨工

2019年春の大会 第144回九州地区高等学校野球大会 2回戦
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

福岡大大濠、強力な投手陣が今回も冴え渡る!最後は星子が第41号決勝弾!



先発の山下 舜平大(福岡大大濠)

 本当に福岡3位なのかと思わせる戦いを見せる福岡大大濠球磨工相手にも改めて選手層の厚さを示した一戦だった。

 福岡大大濠の先発マウンドに登ったのは山下 舜平大(しゅんぺいた・2年・右投げ右打ち・186センチ80キロ)と恵まれた体格をした大型右腕だ。ゆったりとしたテークバックから振り下ろすストレートは常時140キロ~143キロを計測。とにかく角度があり、「自分自身、身長もあり、他の人にはない特長だからこそ角度あるストレートを磨いてきました」と語るように、指にかかったときのストレートは素晴らしいものがあった。

 ただ飛ばしすぎなところをベンチから指摘されてからは135キロ~140キロの速球、100キロ台のカーブのコンビネーション。球種を限定しているのはあえてだそう。縦回転で頭が突っ込まない投球フォームをしているので、無駄に横降りになるようなフォームを促す球種を習得するよりも良いと思う。

 見ていて濱地 真澄(阪神)を思い出した。ただ八木監督は「素材はそれに並ぶ可能性は持っています。ただ濱地と比べると観察力がないですね。濱地は相手を見てピッチングができる観察力がありました。山下は目の前のことで精いっぱいなので、少しずつ駆け引きを学んでいる段階ですね」 確かに性格はおとなしく、捕手・星子 海勢からも「優しすぎるので、こちらから引っ張っていかないといけない」と声を何度もかける場面もあった。山下は粘り強く投げ続け、併殺崩れで1点を失うが、その後は粘り強い投球で1点に抑える。

 一方、球磨工の先発・田山 裕輝もよかった。縦回転で投げられる投球フォームから繰り出す常時130キロ~136キロの直球は回転数が高く、120キロ前後のスライダー、100キロ前後のカーブもよく、両サイドへのコントロールも安定している。高い制球力の秘密として田山はどういう軌道を投げるのか、イメージしているという。5回裏に深浦 幹也に適時打を浴びるが、5回1失点の好投を見せた。

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