2019年04月21日 鹿児島県立鴨池野球場

明豊vs鹿児島実 2

2019年春の大会 第144回九州地区高等学校野球大会 2回戦
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鹿児島発 球道夢限 政純一郎

守備で粘れず・鹿児島実



三塁打を放った後藤杏太(明豊)

センバツ4強の明豊に、地元2位の鹿児島実が挑んだ。

 1回裏、明豊がまず全国クラスの力を見せる。4番・野邊 優汰(3年)のライトオーバー二塁打、6番・後藤 杏太(3年)のセンターオーバー三塁打で3点を先取した。

 2回以降、先発の髙田隼之介(2年)が立ち直って失点を食い止めた鹿児島実は4回表、二死一三塁のチャンスに7番・髙田が自らのバットでライトオーバー2点タイムリー二塁打を放って1点差とした。

 明豊は5回裏、四球、盗塁と足を絡めてチャンスを作り、5番・青地 七斗(3年)、6番・後藤の連続タイムリー、7番・成田武蔵(3年)がスクイズを決め、そつなく畳みかけた。

 7回裏、明豊は6番・後藤が、体勢を崩されながらもうまくボールをすくい上げて、この日4打点目となるレフトオーバーのタイムリー二塁打を放った。あと1点入ればコールドとなる中、鹿児島実は3番手に左腕エース・福留大志(3年)を投入。三振で切り抜けて終盤に望みをつなぐ。

 8回表、振り逃げ、レフト前ヒットで無死一二塁とし4番・吉木涼晴(3年)がセンターオーバー二塁打を放って2点を返し、4点差に詰め寄った。

 終盤にもつれる展開となったが、その裏明豊は四球、捕逸で労せずチャンスを作り、2番・針﨑真紗樹(3年)、4番・野邊の二塁打で再び点差を広げ、最後は途中からリリーフに上がった5番・若杉 晟汰(2年)の犠牲フライでコールド勝ちが決まった。

 「守備の弱さが出てしまった」と鹿児島実・宮下正一監督は何度も守備で踏ん張れなかったことを悔やんだ。
 明豊を相手に打ち合いを挑んでも勝ち目はない。その意味で立ち上がりの3失点でその底力を見せつけられたが、4回に髙田が自らのバットで2点を返し、1点差にした。

 「2対3になった時点で粘って守り合いに持ち込まなければいけなかった」と宮下監督。2点を返した後の5回裏、4点差に迫った8回裏、いずれも点を取った後の守備で四球が足掛かりになり、相手の力もさることながら「自ら崩れ」(宮下監督)むざむざコールド負けを喫したのが一番悔しい出来事だった。
 「鹿児島なら力で抑えられたが、コースが甘いと簡単に持っていかれた」と髙田。髙田だけでなくリリーフした森重、福留とも厳しいコースを突こうとする意識が強すぎて、逆に制球が安定しなかった。「最後まで完投できるスタミナ」「自分の思ったところに投げられる制球力」を髙田は夏までの課題に挙げていた。

(文=政 純一郎
(撮影=img001~img007 河嶋 宗一

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