2019年03月31日 阪神甲子園球場

明石商vs智辯和歌山

第91回選抜高等学校野球大会 準々決勝
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

死力を尽くした近畿の名門校対決は来田のサヨナラ本塁打で決着!



最速147キロを計測した小林樹斗(智辯和歌山)※写真=共同通信

 能力が高い打者と能力が高い投手との本気のぶつかり合いは見応えがある。そう実感させられる試合だった。

 両校の対決は昨秋、近畿大会準決勝以来。前回は明石商が5回コールド勝ちを収めたが、やはり半年間を経て大きく変わった。

 まず智辯和歌山は1回表、押し出し四球で1点を先制したが、明石商は1回裏、1番来田 涼斗がライトスタンドへ先頭打者本塁打を放ち同点に追いつき、一死三塁から4番安藤 碧の内野ゴロの間で1点。2回裏、さらに1番来田の犠飛で1点を追加し、3対1。ここまで明石商のペース。そのまま明石商が突き放す試合展開に見えた。

 しかしその流れを変えたのが智辯和歌山小林 樹斗である。1回戦では最速143キロを計測した2年生右腕。昨日の2回戦の啓新戦の試合後、この試合へ向けて意気込みを語ってくれた。
「前回の対戦では追い込んでからのボールが甘くなっていたのでフォークを磨いてきました。追い込んでからの投球をしっかりしたいです」
 まさにそのテーマ通りのピッチングだった。今日はキャパ全開のピッチング。真っ向から振り下ろすストレートは常時130キロ後半~143キロを計測。さらに130キロ台のフォークも決まり、明石商打線を封じる。4回裏には最速147キロを計測。小林は「初戦よりも力みが抜けて良い状態で投げることができたと思います」とコメントするように伸びやかな投球フォームは初戦よりも躍動感があった。智辯和歌山打線は5回表に反撃。

 2番西川 晋太郎の安打から始まり、3番黒川 史陽が左中間へ鋭い二塁打。西川は一気に生還し、1点を返す。2人は2年生右腕の好投に刺激を受けていた。
「やっぱり2年生が頑張っているので僕らが打たないと」(西川)
「刺激になりました。樹斗が死に物狂いで投げて頑張っていたので、何としても打たないと思っていました」(黒川)
さらに5番根来塁が犠飛を放ち、同点に追いつく。試合は同点のまま後半戦に突入する。

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