2018年12月29日 Hoolloway Field

四国選抜vsクイーンズランド州選抜

四国選抜オーストラリア遠征 親善試合
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さすらいの四国探題 寺下友徳

四国選抜、「カバーリング」実りオーストラリア遠征5連勝!



試合後の記念撮影

 12月28日、2年生20名によって構成された四国高野連高校選抜チーム(以下、四国選抜)オーストラリア遠征5日目。ここまでクイーンズランド州選抜から2勝。アメリカ・南カリフォルニア選抜から2勝をあげた四国選抜は、昨年・京都府選抜がオーストラリア遠征でマークした5連勝を目指すべく、チームキャプテンの浮橋 幸太(富岡西)を先発に立てて最終戦に臨んだ。

 この試合もまずは尻上がりに調子を上げてきた打線が浮橋をカバーする。初回は2番・有持 泰成(鳴門渦潮)の右翼線三塁打から、3番・西村 唯人(高知)の右前適時打で先制。2回表は一死二・三塁から8番・田窪 琉風(松山聖陵)の右中間2点三塁打と、1番からの3連打などで4点。3回表にも相手ボークで1点を追加し6対0。浮橋も4回無失点投球で打線に呼応した。

 その後、2番手・横田 啓悟(土佐)が乱調で5点を失い、なおも無死三塁で同点のピンチを背負った6回裏も「カバーリング」が効果を発揮する。急遽3番手登板した植田 ジゲン(岡豊)は連続三振と投ゴロでこのピンチを切り抜けると、7回裏は圧巻の三者連続三振。遠征中3試合登板で通算8回を投げ17奪三振・無失点は。見事の一語に尽きた。

 これで再び流れを取り戻した四国選抜は8回表に代打・永尾 斗摩尽誠学園)の適時打と押し出しで2点を加え、最後は黒河 竜司英明)の2回パーフェクトリリーフでクイーンズランド州選抜とのダブルヘッダーも連勝で飾った。

 かくしてオーストラリア遠征を5試合5連勝で終えた20名の勇士たちは、国を超えた友情の証であるカップを手に12月30日夕刻に成田空港へ凱旋帰国。ほとんどの選手は一泊後、大晦日にそれぞれの羽を休める場所へと帰路に就く。

*12月30日・監督コメントを追加しました。さらに12月31日・選手コメントを追加しました。

四国選抜・田邉 行雄監督
 目標だった5戦全勝を達成できてホッとしています。四国の優秀な選手を指揮することができ、本当に有難かったです。選手たちに感謝です。
 大会全体を振り返ると、まず投手陣が本当にそれぞれの持ち味を出してくれました。私自身も継投策については時間をかけて練り、宿舎から球場まで1時間ほどかかったバス移動の間にシュミレーションもしておきました。特に香川県のNO1投手を争っている香川(卓摩・高松商)くんと黒河(竜司・英明)くんの起用については気を遣いましたが、よく応えてくれたと思います。そして最も驚かされたのが植田(ジゲン・岡豊)くん。今日も無死三塁の場面で完全に相手の流れを止めてくれた。素晴らしい投球でした。
 3日間を通じ永尾(斗摩・尽誠学園)くんのリードも安定していました。打撃は力感あふれて豪快な半面、リードは繊細でよく考えている。外国人のアンパイアともうまくコミュニケーションを取って要のポジションを守っているのも印象的でした。

 

打線は村田(龍哉・徳島商)くんや西村(唯人・高知)くんが安打を重ねましたが、経験を積むことによって試合ごとにヒーローが生まれ、層を厚くすることができました。今日は2日間安打がなかった山崎(大智・高知商)くんや田窪(琉風・松山聖陵)くんにも安打が出たのでよかったと思います。
 今回のオーストラリア遠征で集まってくれたメンバーが春以降、力を発揮し同県同士の戦いで競り合ってほしいですね。四国高校野球のレベルを底上げするためにも、彼らには今回の経験をぜひ活かしてほしいです。

四国選抜・浮橋 幸太(富岡西・チームキャプテン)
 今回のオーストラリア遠征では四国選抜の主将を任されてありがたかったですし、やりがいがありました。集合日から遠征まで練習は3回だけだったので最初はなかなか声をかけづらい場面もありましたが、オーストラリア入りしてからはとても打ち解けて仲良く好きな野球をすることができました。試合でもムードよく声も出て真夏の青空の下、チーム一丸で戦えました。
 自分自身としても投手・打者としてチームに貢献できたとは思いますが、同時にレベルの高い仲間のプレーを見れたことで自分の今後の投球へのヒントを得られたことも大きな出来事でした。このオーストラリア遠征で得られたことを今後に活かしていきたいです。

 この20人の中で甲子園の土を踏む選手もいると思うが、みんなが甲子園で活躍することを僕も願っていますし、それができる仲間であるとこのオーストラリア遠征で感じました。最後に遠征中支えてくれた指導者の方々には本当に感謝しています。ありがとうございました。

 

 なお、四国選抜の詳しい成績は以下の通りとなっている。

四国選抜成績
<打撃成績>
*()内数字入りはスタメン選手
(7)    井上 治樹(大手前高松)5打数1安打2三振
(9)6   有持 泰成(鳴門渦潮)4打数2安打1打点1四球
(5)    西村 唯人(高知)5打数3安打2打点
(2)    小角 翼(池田)5打数0安打
(3)    山崎 大智高知商)4打数1安打1死球1三振
(8)    古澤 怜大(明徳義塾)2打数1安打1四球1三振
 1     横田 啓悟(土佐)0打数0安打
 1 9   植田 ジゲン(岡豊)2打数1安打
(1)8   浮橋 幸太(富岡西)4打数1安打1四球1三振
(4)    田窪 琉風(松山聖陵)3打数1安打2打点1四球1三振
 4     森本 迅(川島)0打数0安打
(6)    矢野 要(今治北)0打数0安打
DH9     谷本 陸(帝京第五)3打数0安打1打点1三振
 H     永尾 斗摩尽誠学園)1打数1安打1打点
 1     黒河 竜司英明)0打数0安打
<投手成績>
浮橋 幸太(富岡西) 4回     45球 打者15人 2安打 1四球 1奪三振 無失点
横田 啓悟(土佐)  1回3分の0 30球 打者9人  3安打 3四球 2暴投 失点5 自責点3
植田 ジゲン(岡豊) 2回     28球 打者6人 無安打 無四球 5奪三振  無失点
黒河 竜司英明)  2回     29球 打者6人  無安打 2四球  2奪三振 無失点

※写真・スコア提供 四国高等学校野球連盟

(文=寺下 友徳

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四国野球の矜持りのつか 2019.01.04
腐っても鯛、甲子園で最近は低迷の四国野球の復活のきっかけになれば,,,です。

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