2018年11月10日 明治神宮野球場

近畿大vs筑波大

2018年 第49回明治神宮野球大会 大学の部 1回戦
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

近畿大が関西勢の意地を見せ、筑波大に辛勝!



佐藤輝明(近畿大)

 関西5連盟第一代表の近畿大と関東5連盟第二代表の筑波大の一戦は1点を争う好ゲームとなった。

 小寺兼は安定感抜群のピッチングを見せてくれた。左スリークォーターから常時135キロ~140キロの直球を低めに投げ分け、120キロ台のスライダーを低めに集め、投球を組み立てる。

 125キロ前後の高速スライダー、120キロ前後のスライダー、110キロ前後のカーブを低めに織り交ぜていきながら、打たせてとる投球を展開。

 対する筑波大の先発・村木 文哉(2年・静岡)テークバックを大きくとって、かつぐように振り下ろすオーバーハンド。高校時代と比べると体つきも太くなり、左足にぐっと体重が乗って腕が強く振れるようになった。常時140キロ~144キロのストレート、125キロ前後のフォークを主体にピッチングを組み立てる右腕。また村木はフォークが狙われていることに勘づき、スライダー、カーブ、カット系を織り交ぜながらかわすピッチングを心掛ける。

 試合が動いたのは4回裏、近畿大の4番佐藤 輝明(3年・仁川学院)。144キロのストレートに詰まりながらもレフトスタンドへもっていく先制本塁打で1点を先制する。佐藤は「代表決定戦では不調に苦しんでいましたが、体の突っ込みを防ぐことを意識して、打撃フォームを修正することができたと思います」と代表決定から本番までの短い間にしっかりと復調作業を行った結果が先制本塁打につながった。さらに谷川 刀麻(2年・星稜)の三塁打から犠飛で2点目を入れた。

 8回表、近畿大は150キロ右腕・村西良太(3年・津名)を投入する。代表決定戦では140キロ後半の速球を投げ込んでいたが、初の全国舞台。村西は「かなり緊張していて、力が入りまくりでした。力んでしまって、今日は全体的にダメでした」と、いきなり149キロのストレートを投げ込んだが、全体的に140キロ~145キロで、ボールにばらつきがあり、スライダー、カーブ、スプリットも高めに浮ついた。9回表、タイムリーで1点を失ったが、最後の打者を中飛に打ち取り、ほっとした表情の村西。村西は「神宮のマウンドに慣れたので次の試合ではストライク先行のピッチングをしたいです」と修正を誓った。

 これで関西国際大に続き、関西地区は2校とも初戦突破。近畿大の田中監督は「今年は高校では大阪桐蔭が春夏連覇、社会人は大阪ガスが都市対抗優勝と、頑近畿勢が頑張っている中で、大学も頑張らないといけないということは選手に話をしています」と、優勝を遂げた高校・社会人に負けない戦いを神宮で見せることを誓った。

(文=河嶋 宗一

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