2018年11月03日 岡山県倉敷スポーツ公園野球場(マスカットスタジアム)

広陵vs創志学園

2018年秋の大会 第131回(平成30年度秋季)中国地区高等学校野球大会 準決勝
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

珠玉の投手戦!河野が制し、広陵がコールド勝ち!



好投を見せる河野 佳(広陵)

 この夏の甲子園出場経験があり、そして来年のドラフト候補として期待される西 純矢創志学園)、河野 佳広陵)の投げ合いは珠玉の投手戦といっていいものだった。

 広島広陵の河野は甲子園の時から140キロ中盤の速球を投げ込んでいたが、甲子園に比べて、より骨太になった印象がある。174センチ76キロとがっしり体型から投げ込むストレートは、常時140キロから144キロのストレートを計測。回転数が高く、低めにぐっと伸びていく。

 さらに変化球は125キロ前後の横に曲がるスライダー、130キロ前後の縦スライダー、115キロ前後のカーブと、いずれもストライクが取れて、空振りが奪えて、ゴロを打たせたり、フライに打ち取ることができる。とても精度の高さを感じる。高校生としてはかなり完成されているが、それはフォームの土台の良さがもたらしている。彼がいいところは上半身と下半身の連動が取れた投球フォーム ワインドアップから指導しゆったりと左足を上げてから前足に踏み込んで内回りのテイクバックから打者寄りのリリースができる完成度の高い投球フォームだ。

 だが前回の関西戦では6.1回を投げて、8失点と大荒れなピッチング。何を変えたのかというと、脱力を意識したという。
「前は力みすぎたところがありました。でも、今日の試合前に中井監督からお前は西投手より低めを制球できるといわれ、もう一度、低めをしっかりと意識しようと投げました」

その証拠として、今日は低めのストレートで三振を奪うなど持ち味が出た。

「とにかく低め、低めと意識したことが結果的にフォームが良くなり、ストレートの球筋が良かったと思います」

 と振り返るように、ピッチングに全く隙がなく、創志学園の打者は「完全に打てない投手ではなかったのですが、とにかく打たされました」と口をそろえる。河野の持ち味が存分に出た試合だったといえるだろう。

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